
このたび、慶應塾生新聞会は、当団体の記事やホームページ(以下HP)の存在をより多くの方に知っていただくため、慶應塾生新聞のHPを全面的にリニューアルし、サイトの名称を「慶應塾生新聞デジタル」に決定しました。
1 リニューアルの背景
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、日本ではインターネット化とデジタル化が進み、個人や企業がウェブサイトを持つようになりました。特に、ブログやニュースサイトの開設が増え、情報発信の手段としてインターネットが重用されるようになりました。
こうした時代の流れの中で、慶應塾生新聞のHPでは2000年10月に最初の投稿が行われました。2008年ごろには、何らかの形でサーバーが別のサーバー(jukushin.sakura.ne.jp)へ移行されました。定期的な更新が本格的に始まったのは2005年1月以降で、本日に至るまで実に5700を超える記事が投稿され続けてきました。
HPが成長するにつれ、慶應塾生新聞会内にHPに特化した部局が必要になってきました。2018 年には代表局(現総務局)の中に Web 室が作られました。2021年、Web室はHPをリニューアルしました。(下の写真1枚目、2枚目は2025年2月時点)テーマカラーを緑から青に変更するなどデザインの刷新や、当団体のロゴを4年ぶりに変更しました。Web室は2022 年にデジタル戦略局(以下デジ戦)に格上げされ、今日に至っています。
慶應塾生新聞を多くの方に知っていただくとともに、塾生、塾員、教職員など多様な読者にニーズのある情報を届けるために、今回、慶應塾生新聞会デジタル戦略局は慶應塾生新聞のHP の視覚的、機能的なリニューアルを行いました。
2 リニューアルのポイント
①カテゴリー別に整理し、過去の記事へ直感的にアクセス
訪問者が自分の関心に合ったテーマを直感的に見つけられるよう、細かくカテゴリー分け(社会、学業・就活・塾員など)をしました。例えば、新設した「塾生」セクションでは、サークル活動や学内イベントなどを届けることで、塾生の視点の記事を充実させています。加えて、多くの過去の記事のカテゴリーやタグを見直し、より的確な分類を与えました。これにより、読みたい記事に素早くアクセスできるようになり、サイトの利便性が向上しました。
②より見やすく、より使いやすい進化したデザイン
ユーザーが快適に情報を探せるよう、HPを視覚的に洗練されたデザインに刷新されました。トップページには、最新の記事が大きな画像と共に表示され、訪問者の目を引きます。また、記事一覧はカード型セクションで整理されており、カテゴライズ化されたタブで、関心のある情報へ素早くアクセスできます。
HPの配色を刷新し、以前よりも鮮やかで、慶應生の心に響くデザインを意識しました。広告はあくまで補助的な役割として、訪問者の閲覧体験を妨げないよう配置。情報の視覚性が向上され、ストレスなくサイトを利用することが期待できます。
③読者とともに創る「塾生目線」の報道へ
慶應塾生新聞会のモットーは「いつだって塾生目線」です。この理念の実現には読者との双方向のコミュニケーションが不可欠です。読者からの情報募集窓口である【♯塾生ニュースBOX】や整理された「ご意見・ご感想」を設置しました。さらに、いいねボタンや承認制コメント欄を設置し、読者が気軽に反応を示せる仕組みを導入しました。これらの新機能により一層読者の声が反映された記事の制作を目指します。またGoogleアナリティクスなどの分析ツールを活用し、読者の関心をリアルタイムで把握し、記事の内容を最適化していきます。
3 今後の展望
本リニューアルは、「慶應塾生新聞デジタル」の進化の第一歩に過ぎません。時代の変化に対応し、紙面の発行と並行してデジタルメディアを最大限に活用することで、多様な読者層のニーズに応える情報を提供し続けます。今後も安定的に記事を発信し、HP内の魅力的なコンテンツを増やしていくつもりです。そのために、読者の皆さまの声を分析し、より良いコンテンツ作りに努めていきます。引き続き、慶應塾生新聞会の挑戦にご期待ください。
佐々木義継 デジタル戦略局長
徳永皓一郎