
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)での大学生活を成功させるために欠かせないのが履修登録です。特にSFCでは、独自のカリキュラムと多様な学問分野に触れる機会が多いため、必修科目や選択科目の選び方が重要になります。この記事では、SFCに所属する慶應塾生新聞会の記者の体験をもとに、SFCならではの必修科目や授業の難易度、履修登録の際に気をつけるべきポイントについて解説します。新入生がスムーズに履修登録を行えるよう、実践的なアドバイスをお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
・総合政策学部ではどの様な勉強をしているのか
SFCには総合政策学部と、環境情報学部の二つの学部がありますが、どちらの学部に所属していても履修できる授業に違いはないので、総合政策学部に限らず、SFCでどのような学習をしているのかというお話になります。ご了承ください。
SFCは現代社会において、「何が問題なのかを自ら考え、解決する方法を生み出す」ことができる人材を輩出するための教育を行っています。自分の学び方は自分で決めていくため、必修科目は少なく、時間割も各々異なります。ただ、個人的な感覚ではSFCは、経営や認知科学、IT系の授業の量が豊富な気がします。
・SFCはレポートが多いと聞くが、実際どうなのか。
たしかに、SFCの成績評価はレポートが主になることが多いです。日吉や三田キャンパスがテスト期間の時に、SFC生は大量のレポートの締め切りに追われている、ということもあります。ただ、毎授業の小規模な課題や小テストの得点、出席等も評価基準の対象に加えられることも多いですし、筆記試験の点数を主として評価する授業もきちんとありますので、ご安心ください。
・レポートの難易度はどのくらいか?
一概には言えませんが、レポートは一夜漬けで完成させられるほど甘くはありません。レベル感としては、一般入試の小論文の延長線上にあると言えば適切でしょうか。
・SFCでの学びにおいて特徴的だと思う点(日吉の授業とは違う点など)
必修科目の中にプログラミングと体育の授業があるのが、特徴的な点の一つです。またグループワーク形式の授業が多いこと、一年生からでも希望すれば研究会(ゼミ)に入ることができるのもSFCの魅力です。
・履修登録の失敗談または気をつけた方がいい事(あれば)
色々なことに興味のある方にとっては、SFCは本当に幅広く学べて素敵な場所だと思います。ただ、早めに自分の軸となるような学問分野を決めておいた方が、後々の卒業プロジェクトに取り掛かりやすくなるというお話は、私がお世話になっている先生から、お聞きしました。
卒業プロジェクト・・SFCの学習の成果として卒業までに、論文や作品の制作を行う
・おすすめの授業
安全保障と国際紛争・・この授業を通して、私のニュースを見る目が変わりました。
物理・化学基礎・・高校範囲の学習をきちんとするだけで、単位が来るのはありがたいです。
(深谷すみれ)