インカレを制覇し学生王者となったバスケ部。社会人と学生とが日本の頂点を目指して争う全日本総合バスケットボール選手権大会に出場した。
一月二日 一回戦 【慶應大75―70東北学院大】
一月三日 二回戦 【慶應大71―90三菱電機】
前日の東北学院大戦では、持ち味である切り替えの早いバスケが充分に展開できなかっただけに、「慶應らしいバスケ」を意識しのぞんだ二回戦。
先制点を決めたのは主将の志村。しかし三菱は慶應の要である竹内へのプレッシャーを強め、ゲームを支配。終始三菱ペースのまま前半17点差で折り返す。後半、慶應は反撃に出る。開始早々速い展開からの攻撃で一気に得点を重ねるが、三菱の壁を越えることはできなかった。終了間際に志村が放ったボールがゴールに決まると同時にブザーが鳴り試合終了。この試合をもって引退となる四年生たちへ向け、スタンドからは大きな拍手が送られた。
志村主将「強い相手だったけど自分たちのバスケで向かっていけた。バスケ部は僕のことを育ててくれた最高の場。仲間たちを始め、多くの人たちと出会うことが出来た。(後輩へ)自分たちの目標を決めて一つ一つがんばっていってほしい」
石田選手「最高の状態に持っていけなかったのが悔しい。(バスケ部で)いい仲間に出会え、精神面でも技術面でも成長できた。(後輩へ)バスケが好きだという気持ちを胸にがんばってほしい」
辻内選手「社会人だけあって強かったけど後半は思い切って狙っていけた。満足してます。(後輩へ)強い慶應を続けていって下さい」