果敢なドリブルでチームを引っ張る蛯名

韓国の延世(ヨンセイ)大との第5回バスケットボール慶延定期戦が日吉記念館で行われた。試合は慶大が65―85で負けたことで定期戦5連敗となり、今年も初の勝ち星を挙げることができなかった。  (小林知弘)

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1970年に慶大と延世大が「学生交換協定」を結んだことにより交流が始まった両大学。バスケットボール慶延定期戦もその一環で行われている。今年で第5回目となる定期戦であるが、相手の高さと技術に押し込まれた慶大は、65―85で敗れた。
前半第1Q、慶大は体格では勝る相手のリバウンドなどに手を焼きながらも、五分五分の戦いを繰り広げる。しかし、第2Qに入ると延世大に連続得点を取られ、開始2分間で11点差をつけられる。しかし、慶大も権田(政2)が7連続で得点を挙げる活躍を見せ、試合を31―37で折り返す。
後半に入ると、慶大のシュートの決定率が悪くなる。そのこぼれ球を高さで勝る延世大に拾われ、さらに点差が広がっていく。試合は完全に延世大ペースになるも、怪我から復帰した蛯名(法3)の切り込みによるチャンスメイク、大元(環1)のスリーポイント、そして佐々木HCが「この一ヶ月で確実性が増した」と話す真木(環1)の速攻など、局所で各選手が輝きを見せる。
試合は65―85の結果に終わった。試合後、佐々木HCは「(後半失速したことについて)全体的にスタミナがないため、最後に息切れしてしまうチームなので、そこの部分を鍛えていかないといけない」と話した。