昨年11月29日、信濃町駅で電車と接触し、心肺停止状態に陥った男性の救助を行った、巌本絵美さん(看護3)が慶應BLS(Basic Life Support)委員会から表彰を受けた。
事故現場を通りかかった巌本さんは駅員にAEDの使用を依頼し、そばにいた男性と2人で救急隊員が来るまで心臓マッサージを行い、救命に努めた。事故の前日、巌本さんは授業で、人工呼吸や心臓マッサージなどの講習を含んだACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)の講習を受けていたという。
BLSは、日常生活の中で突発する健康危機に市民が即座に判断し、とるべき行動をまとめたプログラムで、最近では06年に慶應義塾大学病院の医師がスポーツ中の事故を救助し、表彰を受けている。