4月20日、隅田川で第77回早慶レガッタが行われた。

 両国橋上流から桜橋上流までおよそ3000㍍を競うメインの対校エイトは、序盤早大と競り合ったが、徐々に差をつけられ、3挺身半差で敗れた。対校エイトは平成18年の第75回大会から3連敗。通算成績は34勝42敗、同着1となった。タイムは早大が9分19秒89、慶大が9分29秒33だった。

 慶大はスタートで前に出て優位にレースを進める策をとり、早大に焦りを感じさせたが、早大が落ち着きを取り戻すと地力の差を見せられ、追いつくことができなかった。

 対校エイトと同じ距離を競う第二エイトは2年生主体で臨み、4挺身差で敗れた。タイムは早大が10分4秒90、慶大が10分19秒03。

 レースを振り返って鍵山監督は「対校エイトは早稲田の力を見せつけられた。調子が上がってきていたのでもっと接戦になるかと思ったが、完敗。第二エイトは2年生主体で臨んだにしてはよく食らいついたと思う」と評した。

 なお、当日は悪天候のため午前11時以前に予定されていた3レースが中止となった。

▼エイトとは 漕ぎ手8人が1人1本のオールで漕ぐ。対校エイトにはコックス(舵手)が同乗し、計9人で戦う。
▼対校エイトと第二エイト 対校エイトは両大学の上位9人、第二エイトには次の9人が出場する。