慶應義塾高校(塾高)硬式野球部が東海大相模高校を9―6で破り、8月2日から兵庫県西宮市の甲子園球場で開催される第90回全国高校野球選手権記念大会出場を決めた。塾高の夏の甲子園出場は46年ぶり17回目。1回戦は同5日に長野代表の松商学園との対戦である。

 乱打戦となった決勝戦は延長戦へもつれ込む展開に。13回、塾高は2死から福富の適時打と山崎の本塁打で3点を勝ち越し、東海大相模との4時間20分の死闘を制した。

 主将の山崎は予選で3アーチと打撃の好調を維持しており、「2枚看板」と評判の只野、田村の両エースも健在である。

 今年の春のセンバツでは二十一世紀枠の華陵に1―0と惜敗している。今回は神奈川県予選・秋季関東大会2位で出場した春とは違い、北神奈川大会を制しての出場。今度こそ栄冠を目指し塾高ナインが躍動する。