はやる気持ちを抑えきれずに沸き立つ構内へ駆けだす前に東門の踊り場に設置されたチャリティ展示で立ち止まってみよう。
このコーナーでは、三田祭実行委員会が企画したMITASAI×CHARITYの一環で塾生の復興支援活動を紹介した写真展や復興への願いを込めたフォトモザイクアートが並ぶ。写真展では塾生のひたむきな姿が、モザイクアートでは一人ひとりの東北への想いが伝わってくる。
また、来場者から集めた義援金を用いたコインアートが出来上がりつつある。本部企画局の小川カンナさん(商4)にコインアートについてお話を伺った。「三田祭実行委員も東北の力になりたいと思い、義援金を集めることにしました。しかし、ただ集めるのではなく、目に見える形にすることによって半年以上たった震災を風化させないためにこのコインアートを始めました」
来場者の方の反応も温かく、頑張ってと声をかけられることも多いそうだ。一人ひとりの東北への想いが一つの形になるのはもうすぐだ。
(鈴木悠希子)
『チャリティ展示@東門踊り場』