キャンパス内で学生に無料で広告付きルーズリーフを配布する株式会社全立提供のサービス、「エコフル」が4月から導入される。まずは三田キャンパスの南館1階にあるP-Net Cafe横に専用ラックが設置され、他のキャンパスについては随時拡大予定とのこと。月曜日から金曜日の毎朝、B5サイズのルーズリーフ100セット(1 セット16枚入)がラックに補充される模様だ。
エコフルとはエコロジールーズリーフの略称。その名の通り環境に配慮したものになっている。用紙の主原料は再生紙、印刷では石油を原料としない大豆インキが使用されている。ルーズリーフの印刷・作成はコクヨ株式会社がおこなう。つまり市販に流通しているものを、エコフルのサービスを通じて無料で手に出来るというわけだ。
広告のサイズは縦33ミリ横167ミリで、配布されるルーズリーフ両面の下部に掲載される。その広告内容は、就職支援企業や留学関連、アルバイト紹介サイトなど学生向けのものである。
このサービスは、早稲田大学や法政大学など既に7つの大学で導入されている。セットの表紙は大学ごとで違うものの、広告内容は全大学共通である。
他大学での実績・反響は上々。配布部数は各大学の学生数に比例して異なるのだが、どの大学でもその日の午前中に専用ラックから全て無くなっている。サービス導入への感謝を始め、部数増加の要望や、専用ラック未設置の大学・キャンパスからの設置を求める声がメールで多数送られているそうだ。
エコフル自体の広報活動を一切行っていないのにも関わらず、大きな反響があった。その背景に、フリーペーパーなど他の学生向け広告媒体に比べ学生と広告の対面時間が長いので広告効果がより持続される、必ず学生の手に渡るなど数々のメリットがエコフルにはあること、また無料でルーズリーフが手に入るという十分な話題性があることが挙げられる。
サービス導入にあたり塾生に求めることや意識して欲しいことは何か、株式会社全立の齊藤栄作さんに伺ったところ「1人でも多くの学生に使ってもらえるように1人1日1セットまでにして欲しい」と述べている。
ルーズリーフと広告。どちらの視点から見ても全く新しいエコフル。新生活に刺激を与えてくれるに違いない。