慶應義塾は2月18日に実施した2008年度商学部一般入試の出題に誤りがあったことを認め、大学のホームページなどを通して謝罪した。
誤りのあった箇所は「地理歴史(地理)」の中の問題2箇所。一つは空欄に対応する解答選択語群に正解となるべき「本朝通鑑」を「本朝図鑑」と誤って表記し、二つ目も同じ内容の問題で、空欄に対応する解答選択語群に正解となるべき「総合保養地域整備」を「総合保養地整備」と誤って表記したという。
大学側は対策として、当該箇所について全受験生が正解したものとみなして加点。また科目間の難易度の違いから生じる不公平をなくすために適用する、統計的処理による得点補正を行う際、今回の措置により科目間の不公平が生じないように配慮するとした。
大学側は最後に「今後このようなことが起こらないよう、事態を検証し、体制を整えて参りたい」とのコメントを残し、受験生に理解を求めた。