太陽が照りつける夏が過ぎ、運動をするのに最適な季節がやって来た。案外運動不足な大学生に向け、最近ちまたでブームのジョギングを紹介したい。
お話を伺ったのは慶大体育研究所の近藤明彦教授。皇居ランをする人も増え、ウェアもますますファッショナブルになるなど人気が高いジョギング。しかしなぜジョギングが注目されているのだろうか。「そもそも人間は走ることにより快感情を得る事ができます。また肥満防止・全身の血行促進・ストレス減少・スタイルが良くなるといった健康面でも効果がある」とした上で、「自由が利くスポーツだし、ジョギングを通して仲間ができるといったようにコミュニケーションツールにもなる」とその魅力を語る。
取り組みやすいジョギングだが、一方で故障する人も。「無理のないフォームと走るリズムが大切。ジョギングの前後に入念なストレッチ行うことでけがの予防と筋肉疲労を解消することを心がける。また充分な水分補給をするように」と近藤教授は注意を呼びかける。初心者はソールが少し厚めで屈曲性のある靴を履くことも重要。また色鮮やかなウェアを着用することは交通事故防止にもつながるという。
最後にジョギング上達のコツを伺うと「継続が大事。始めから無理をしすぎないように。自分のペースを作り、大いに楽しもう」とアドバイスをいただいた。
(米田円)