義塾は来年度の大学学事日程を発表した。今年度までの日程と比べて大きく異なるのは年間の授業回数。来年度以降は授業回数が2回増え、半期15回となる。15回のうち14回は曜日時限の指定された通常の授業で、残る1回は曜日時限を個々の科目担当の教員が個別に指定する。これに伴い、休業期間が短くなる、入学式が早まるなどの変更が生じている。 (陶川紗貴子)
これまで半期の授業回数は1つの授業につき13回であったが、来年度からは半期に15回の授業を行うことになった。
このため、定期試験期間や休業期間に変更が生じている。特に年末については12月27日まで授業を行い、翌28日から1月5日までが冬季休業期間となる。夏季休業期間は7月30日(日吉は8月1日)から9月21日までで今年度までとほぼ同様であるが、秋学期の入学式が数日前にずれている。
そのほか、学部入学式が4月1日(従来までは3日が標準)、大学院入学式が4月4日(従来までは7日が標準)と早まっている、春・秋学期末試験期間が数日後ろにずれているなどの変更点がある。
以上のような授業回数の確保に加え、個々の科目担当の教員が曜日時限を個別に指定する1回の授業を合わせ、半期で計15回の授業を行う。
個別に指定する1回については各教員が個々に設定するため、現時点ではどこに設定されるかは明らかではないが、補講日などを中心に設定されることになるという。
補講日は例年通り、春・秋学期の授業期間の最終日と、三田祭準備初日の午前に設定されている。月曜代替講義日も1月に設けられていることに変更はない。
また、三田祭による休業期間や早慶戦当日の授業の取扱についてもこれまでと変更ない。祝日についても従来通り、授業は行われない。
今回の学事日程の変更は、中央教育審議会の答申などを受けて実施されたもの。2008年12月の答申によると、「講義であれば1単位当たり最低でも15時間の確保が必要とされる」と定められている。これを満たすためには、半期15回の授業を行う必要があった。
なお、キャンパスごとの学事日程の詳細については塾生ホームページに掲載されている。