あの「ホリエモン」が三田祭にやってくる。経営会計研究会主催の講演会「夢とお金~全ての夢はお金に通ず!?~」で講演を行うのは堀江貴文氏。一時は時の人となり、メディアで姿を見ない日はなかった。
ご多忙の中、メールでの取材をお受け頂いた。
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─学生時代に力を注いでいたことは何ですか。
アルバイトはいろいろしていました。起業してからは昼夜の区別もなく土日もひたすら働いていました。
─実業家になろうと思ったきっかけはどういったものですか。
起業したきっかけとなったのは、コンピューター関連のバイトを始めてMacに出会い、インターネットに出会ったことです。Macを見たとき「パソコンの仕事は花形産業になるし、大きな産業にもなるぞ」と感じました。バイトしていた会社でネットを使った新しい事業を始めようということになり、僕が中心になり2年間続け、その後起業したというのが始まりです。
─会社を立ち上げ運営することの魅力、やりがいは何ですか。
僕の場合、会社の運営に魅力を感じているというのではありません。起業して一生懸命働いて、それを新しいことに投資して、いろんなことにチャレンジしたい。今挑戦している宇宙開発事業もその一つですかね。だから一生懸命働いて稼ぐことでチャレンジしたいことにつながっていくんだと考えれば、それが仕事のやりがいといえるのではないでしょうか。
─一方で、苦労は何ですか。
土日もなくひたすら一生懸命働くことのような一般的に苦労と言われることに対しても僕は苦労と思わないです。仕事に集中している時間が何よりも好きなので苦労は特に感じません。
─今後の事業の展望を教えて下さい。
今取り組んでいることが宇宙事業なのですが、ロケット打ち上げビジネスがホットで面白い分野。この分野だと、イーロン・マスク氏のスペースX社が一番先を行っているのですが、コスト面で革命を起こしたい。現在北海道でロケットエンジンの開発実験を行ったり、宇宙産業の分野に投資を行ったりしています。将来的には、ほかの恒星系まで行って、地球みたいな星を探してみたいです。
─講演会への意気込みをお願いします。
今回、「夢とお金」というテーマで坂井直樹氏と対談するのだが、今の大学生がどんなことを考えているのか、どんな欲望を持っているのか興味がある。それらを直に感じられたらと、僕自身とても楽しみにしてる講演会。ぜひ一人でも多くの学生に来てもらえたらと思います。
(聞き手=入澤綾子)
写真提供=経営会計研究会