慶大ソッカー部は11月16日、日体大横浜・健志台キャンパスグラウンドで関東大学サッカーリーグ・2部の最終第22節を戦い、日体大と1対1で引き分け、2部優勝を決めた。今年度の最終成績は、22試合で12勝6分4敗の勝ち点42、総得点数46で得失点差は19だった。来年度、2021年度シーズン以来4年ぶりに1部へ昇格する。
敵地で行われた最終節は、首位の慶大を勝ち点差3で追う2位日体大との「直接対決」となった。大敗すれば優勝を逃す油断できない状況でも、慶大は攻撃的なスタイルを貫いた。
前半23分には、右サイドの組み立てから、7番MF齋藤がフリーでシュートを放つ。続く40分には、コーナーキックの流れから、14番MF角田がミドルシュート。試合を有利に進めたが1点が遠く、両チームスコアレスで試合を折り返した。
後半に入ると、逆転優勝のために大量得点が必要な日体大が反撃に転じ、攻守が目まぐるしく入れ替わる激しい展開となった。慶大は、日体大の猛攻を受けても、後半から出場の1番GK村上を中心に体を張ったディフェンスで対応。最後までゴールを割らせなかった。試合終了の笛が響くと、両チームの選手は互いの健闘を称えあった。
慶大は今季、「2部優勝、1部昇格」を目標に掲げており、有言実行の優勝となった。今年度から元プロサッカー選手でOBの中町公祐氏を監督に招聘し、攻撃的サッカーで勝ち星を重ね、昇格圏内を快走した。名門復活へ向けて、来年度は1部リーグで戦う。
(竹之内駿摩)