三田祭最終日の24日。SFC発アイドルコピーダンスサークル「それからふくらむ可愛い頬を、」による公演が行われた。肌寒い中でも可愛らしいメンバーの姿を見ようと多くの観客が詰めかけた。
1曲目は「キス・ミー・パティシエ」。この曲 はTikTokでつい真似したくなるキュートな振り付けに人気を集めた曲だ。遊び心いっぱいのスイートでちょっぴりビターな演技に一気に会場は盛り上がりを見せた。
2曲目は「天使は何処へ」。力強い自己肯定のメッセージを発する曲だ。成長と成熟を感じさせる「自分は自分でいい」のメッセージ、とにかくエネルギッシュでレベルの高いダンス・パフォーマンスで観客を魅了した。
3曲目は「賛成カワイイ!」。「賛成カワイイ!」という歌い出しからとてもエネルギッシュな曲。この曲を知らなくても誰もが楽しめる、そんな演技だった。
4曲目は「サイクロンライフ」。アップテンポでエネルギッシュな曲調が特徴だ。歌詞や音楽には前向きなメッセージ性が込められていて、元気づけられるようなエネルギーを感じた。
5曲目は「帰り道は遠回りしたくなる」。ゆったりとしたテンポに、どこかノスタルジックな雰囲気が漂うメロディーラインが印象的だ。サビ部分は明るさと希望を感じさせるような展開を見せ、観客の心に深く響いた。
最後の6曲目は「言い訳Maybe」。AKB48が手がけるこの曲は、爽やかでアップテンポなポップロック調が特徴だ。メンバー全員が爽やかな笑顔を振りまいた。三田祭最後のステージに相応しいパフォーマンスで有終の美を飾った。
公演後、6期生のいーちさん、7期生スピカさん・ななさん、8期生のしおりさんにお話を伺った。
初めに、今回の三田祭にかけた思いについて伺った。
「最後の三田祭出演となる4年生が多く、4年間の思いの集大成らしい演技を目指しました。同時に、次の世代に引き継いでいくためのステージでした。」
また、今回の選曲について、
「三田祭というたくさんの人が集まるステージだったので、誰もが楽しめるような曲を選びました。また、曲の順番も可愛い系のものとキレキレな曲を交互にすることで飽きさせることなく、見応えのあるパフォーマンスになるようにしました。」
最後に、ファンの方への感謝を述べた上で今後の抱負について、
「 ユニドル(女子大生のアイドルコピーサークルによる、ダンスフェスティバル)でも良い成績を残して、一緒に喜びたい。」
と、大会での結果も視野にいれた活動に期待が膨らむばかりだ。
肌寒い中だったが、華やかなパフォーマンスのおかげで心が温まり、最終日にふさわしい素晴らしい公演だった。