三田祭最終日の11月24日、ジャズダンスサークルSIG(シグ)が13:50よりメインステージに登壇し、単独公演を披露した。

 

数ある慶應のダンスサークルの中で、SIGの強みはその実力である。プロのインストラクターからレッスンを受けられ技術を磨けるという、慶應では唯一のダンスサークルだ。実力派たちのダンス公演を一目見ようと昼過ぎのステージ前は超満員。

本公演の題材は「Sight a Star」。19の演目は1M、2Mなどの表記で表されており、その1つ1つに振付師・演者によりテーマがこめられている。また、メンバーがひとりひとり星のように輝くように、というメッセージを持っているという。

全員が一体となって1つの踊りを完成させるSIG

パフォーマーたちの踊りの完成度は非常に高く、19曲もの振り付けを完璧に演じきった。パフォーマー全員による一糸乱れぬ演技や時折見られるソロパートが観客にパフォーマンスを印象付け、曲ごとの世界観に合わせ用意された衣装が一曲一曲へのイメージを補強する。世界観とテーマを見せつけた演技に観客は沸いた。バックミュージックにはMrs.GREEN APPLEの「Dear」や郷ひろみの「2億4000万の瞳」など様々な楽曲が使用され、飽きさせない構成となっていた。

星を見上げるような演技で「Sight a Star」の題材を表現する

三田祭で練習の成果を遺憾なく発揮したSIG。三田祭公演の他にも、学外公演や対抗コンテストなど多岐にわたり活動している。読者の皆には是非一度足を運んでもらいたい。

 

佐々木義継米山友朗