秋が深まり霜降りる三田の地で紅茶をたしなみ優雅なひと時を送る。私たちは第一校舎123教室を訪れた。提供された4種の紅茶は各国から集まった選りすぐりのものばかり。見た目は同じでも、香りや風情は大きく違う。まるでキャンパス内で世界旅行をしている気分だ。
“Le Lien Rouge” フランス語で「赤い絆」という意味である。「赤いお茶」を通じて絆を作る。2019年に設立されたサークルで、学部構成も多種多様、様々なバックグラウンドを持った塾生が紅茶を交えて繋がる。彼らは紅茶を通じて生活を豊かにする、他大学との意見交流を活発化する、世間一般に紅茶の良さやおいしさを広げる、といった目標を掲げている。普段の活動は日吉の公民館や都内のカフェでのお茶会が中心だが、春夏計2回の合宿やスキー等の紅茶以外のイベントなども行っている。夜の飲み会が酒でなく紅茶が用いられるところがいかにも紅茶サークルらしい。
そんなこのサークルの三田祭出店も4回目を迎える。本年度のテーマは「紅茶で世界旅行」らしい。世界各地の7種類にも及ぶ紅茶はサークル員厳選のものだ。シガーロールと一緒に彼らの紅茶をたしなんでみてはいかがだろうか。