慶大ソッカー部は10月27日、慶大下田グラウンドで関東大学サッカーリーグ2部の第19節を戦い、早大と1-1で引き分けた。
慶大は2部リーグで首位に立ち、2部優勝・1部昇格を見据える。ホームの慶大下田グラウンドには、時おり小雨が降るなか、多くの観客が集まった。
キックオフ直後の前半2分、いきなり慶大にチャンスが訪れる。相手ゴール右手でボールを受けた14番MF角田が左足を振り抜いたが、ボールは左ポストを叩き、先制点とはならなかった。31分には、ゴール正面のペナルティアリア外で7番齋藤が倒され、フリーキックを獲得。14番MF角田が右足で直接狙ったシュートは枠内へ飛んだが、早大の1番GKヒルにセーブされ、得点とはならない。両チームスコアレスで試合を折り返した。
後半立ち上がり2分、慶大は一瞬の隙を突かれる。ハイボールをうまく処理できず、ゴール前の混戦から早大の15番FW松尾に先制点を許した。
慶大の反撃は13分、左サイドの組み立てからパスを受けた14番角田が、敵陣ペナルティエリア内へ持ち込む。ファーサイドへシュートを放ったが、惜しくも枠外に外れた。待望の同点ゴールは17分に生まれた。相手ゴール右手でフリーキックを得ると、8番MF田中がゴール前へクロスを入れる。これをニアサイドに走り込んだ15番FW香山が頭で合わせ得点。慶大が試合を振り出しに戻した。
その後は両チームともゴールを奪えずタイムアップ。早大との熱戦はドロー決着となった。
慶大は10月27日時点で19試合を終え、2位の日体大と勝ち点6差で首位を走る。
次節の城西大戦に勝利すれば、2位日体大、3位順大の結果によっては、自動昇格圏の2位以上が確定する。
「2部優勝・1部昇格」を目標に掲げる今シーズンも、残り3試合となった。目標達成へ視界は良好だが、油断は禁物だ。
(竹之内駿摩)
【試合記録】
慶大 1-1(前半0-0) 早大
得点者:〈慶大〉香山(後17分)、〈早大〉松尾(後2分)
【関東大学サッカーリーグ2部 順位表】
1位 慶 大 勝点:38 得失点差:19
2位 日体大 勝点:32 得失点差:7
3位 順 大 勝点:32 得失点差:4
4位 立正大 勝点:31 得失点差:1
5位 早 大 勝点:30 得失点差:6
6位 法 大 勝点:29 得失点差:9
※19節終了時点。関東大学サッカー連盟オフィシャルサイトから、優勝の可能性がある6位法大以上を抜粋