一学期が終わり、学業やアルバイトなどの新生活に慣れてきた学生も多いことだろう。しかしその中にも、自分とは合わないアルバイトをしていたり、またはこれからアルバイトを始めようと考えている学生もたくさんいるだろう。そこで、そのような学生たちに紹介したいのが「バイトネット」である。

「バイトネット」は早稲田大学、明治大学といった有名大学を始めとした全国315校の大学や専門学校と提携し、学生に対してアルバイト紹介やキャリア形成支援を行っている。本記事では、そのサービスの運営・管理を行っている「ナジック学生情報センター(以下、ナジック」の山口 晋さん(以下、山口氏)に当サービスの強みや魅力を取材した。

 

「ナジック」は、『ますます、学生のために。これからの社会のために。』のスローガンのもと、全国の学生に支援を行っている企業である。当サービスの他に、学生寮や学生向け賃貸マンションの運営、学校運営のサポートなども行なっており、これらが当初の事業であったが、「学生生活においてさらに支援ができることがないか。」という思いから始まったのがこの「バイトネット」である。当サービスの強みといえば、大学と公式に提携を結んでいることで、紹介されるアルバイトに関して他社のサービスよりもはるかに信頼があることだ。他社のアルバイト紹介では、職場について記載されている情報が少なく、アルバイトを始めてからギャップを感じてしまうことも少なくない。しかし、「バイトネット」は、大学のホームページやポータルサイトから遷移することが可能であり、アルバイトを始める一人一人の学生のニーズに寄り添った形でアルバイトを紹介している。また、加盟大学と定めた基準で求人企業の審査を実施し、労働関連法令順守を前提として、ブラックバイトの排除が行われているため、安全で学業に配慮のあるアルバイトのみを掲載している。そのため新生活とアルバイトを始める学生だけではなく、その保護者に対しても安心を提供できるシステムである。

そして他社と大きく違った魅力は、外国人留学生への支援も積極的に行っている点である。近年、少子化の影響により企業での外国人労働者の需要が増してきている。「ナジック」は、単に外国人留学生にアルバイトを紹介するだけではなく、個々人の要望や日本語のレベルに応じたアルバイトを紹介している。これにより、外国人留学生が社会にうまく溶け込んでいき、不慣れな地での不安を取り除くことができる。山口氏は印象的な事例として、大手旅行会社とのコラボレーション企画で地方へ留学生を派遣し、SNSを通してその土地の魅力をPRしてもらうといった外国人留学生だからこそできる求人もあることを語った。また山口氏は、今の学生のアルバイトのトレンドは、短期や隙間バイトといったタイムパフォーマンスが良いバイトであると話す。中長期のバイトの他にも、いわゆる単発バイトについても多くの求人がある「バイトネット」を強く推した。また留学生に対しては、アルバイト紹介の他にも、語学習得やビザの取得といった個別相談ができる環境があるため、学校の支援課的なものとしても使ってみてほしいと熱を込めて語った。アルバイトに関して不満があったり、新しく始めようとしているのなら、「バイトネット」とインターネットで調べてみるのはどうだろうか。

 

(松本 慎ノ介)