昨秋、あと一歩のところで六大学野球リーグ優勝を逃した早大。その雪辱を果たすべく今年は「逆襲」をスローガンに戦う。チームを引っ張る新キャプテン・印出太一選手にこの春季東京六大学野球にかける想いを聞いた。

(インタビューは4月19日時点)

 

―はじめに自己紹介をお願いします。

早稲田大学スポーツ科学部4年・野球部主将の印出太一です。ポジションはキャッチャーです。よろしくお願いします。

 

―現在のチーム状況・選手自身としての調子はいかがですか?

直近のチームとしては、立大と2勝1敗で勝ち越すことができました。完全優勝に向けて1つ勝ち切れ、チームにとって大きな勝ち越しになったと思います。個人としては、1戦目調子が悪かった中で「ピークをどこに持っていくかが大事」と気持ちを切り替え、続く2,3戦で打率を3割に乗せられました。まだまだ状態をリーグ戦の中で上げていかなければいけないので立大戦での反省・収穫を落とし込んで残り4カード戦っていきます。

 

―今リーグ戦で特に意識しているところを教えてください。

四番として試合に出る以上、結果に拘るということに春先から取り組んでいます。また結果に加えて「どこで打つか」も重要視していて、価値ある一打を打てる技術力、集中力を鍛えてきました。捕手としてはスローイングも意識し練習しています。盗塁を刺しアウトを一つ稼ぎ、ピッチャーを助けていきたいです。

 

―新チームを主将として引っ張る中で感じたことはありますか?

大学には様々なバックグラウンド・意見を持つ選手がいるので、野球の上手い下手関係なく良い意見を取り入れることを意識しました。皆が積極的に意見を出してくれるようになりチームとして良くなったと思います。

 

―今大会でのチームの目標を聞かせてください。

あと1勝、あと1アウト、あと1球というところで勝ち切れず、ここまでの3年間優勝がなくファン・OBの方々の期待を裏切り続けているので、一戦一戦必死に戦い優勝という結果で恩返しをし、信頼を取り戻したいです。

 

―最後に宿敵・慶大に向け一言お願いします。

昨年優勝決定戦の慶大戦に敗れた悔しさはまだ残っていて、「やり返したい」という思いがとても強いです。そして早稲田として、慶應を倒して優勝するということに価値があるので、必ず昨年のリベンジをします。

 

米山友朗