4月21日、2024年塾生議会選挙の立候補者が全塾協議会webサイトおよびX(旧Twitter)にて公告された。
今回の選挙は、新たに導入される「塾生議員」を一般塾生の中から選ぶ選挙である。今年4月、全塾協議会は、塾生の意見集約可能な体制の強化をすること、そして全塾協議会の基盤を強化し、実務能力の底上げをすることという二つの目的を掲げて大規模な改革を行なった。そのうちの一つが「塾生議員」と呼ばれる公選議員の導入である。従来「議会」の議員は、全塾協議会に所属する上部団体の代表者が務めていたが、今年度から選挙で300票以上の有効票を得て選ばれた上位候補者5名からなる塾生議員が意思決定に加わる。また「議会」は「塾生議会」に名称が変更される。
塾生議会選挙の立候補者は国武 ゆうと氏(環境情報・4年)、岩切 太志氏(経済・2年)、亀井 佑馬氏(総合政策・4年)、堤 修平氏(経済・2年)の4人(届出順)。
国武氏の公約は「2300万円の無駄をゼロに」「塾生ニーズの把握へ」「学生支援を拡充へ」。自身が公的統計の調査設計に関わった経験を塾生協議会の活動に活かし、よりよい学生生活の実現に寄与したいと語る。
岩切氏は「食堂の混雑緩和」「学祭・慶早戦・所属団体主催イベントの活性化」「塾生・各団体へのヒアリング」を公約に掲げる。スローガンは「慶應の歩く目安箱」。不成立だった昨年の塾生代表選挙では最多得票を獲得した。
亀井氏の公約は「全塾生のための施策立案」「塾生個人が全塾協議会のリソースを使った事業ができるような制度づくり」「全塾協議会のバックオフィスを強化」。亀井氏は全塾協議会が所属団体のための組織となっていると感じており、全塾協議会を全ての塾生のための組織にできるよう活動したいと語る。
堤氏は「塾風を全国へ」「應援指導部、體育會への支援」「喫煙所の改善」「アルバイト斡旋機能の復活」を掲げる。地方出身の塾生による母校での慶應紹介を支援することで、地方での慶應の知名度を上げたいと考えている。
全塾協議会は、塾生の福利厚生の向上を目的として活動する機関。学部生から自治会費として年間一人当たり750円を徴収し、総額約2200万円を学生に還元すべく活動する。塾生代表は全塾協議会の執行機関の長であり、所属団体を監督する権限をもつ。
投票は2024年5月6日(月)00:00から2024年5月12日(日)23:59までの一週間、Google フォームを用いて行われる。