4月2日から4日にかけて行われた新歓では初夏をも感じさせるような陽気の元、日吉キャンパスで各団体の熱心な勧誘活動が繰り広げられていた。
昨年に引き続き、ビラの配布のほかに教室での説明会や交流会、中庭等での公演などコロナ禍以前の勧誘活動が戻っていた。今回はビラや説明会等、勧誘活動の効果や印象について在校生・新入生ともにインタビューを行った。
始めてみる新歓にワクワク
新歓では日吉キャンパスの並木道に所狭しと各団体が並び、新入生にビラを配っている風景が特徴的だ。新歓に参加したある新入生らは、高校時代ではこうした勧誘活動がなかったため盛り上がりように驚いている、と目を輝かせた。また、ビラ等の配布物について聞くと、ビラ自体は多くの団体から受け取ってはいるが、記載されているQRコード等SNSへの接続媒体へアクセスしようとは思わないという。ただ、教室での説明会に参加していた新入生の一部にはインスタグラムから当団体の新歓を知ったという生徒もおり一定の効果は見られるようだ。
参加人数は昨年と変わらず
在校生にとってはコロナ禍前と変わらない新歓が戻ってきているようだ。図書館前でビラを配っていたアメフト部員は「新歓に来た生徒数は昨年と変わらないが、QRコードなどSNSを通じた勧誘はあまり効果が見られない」と苦笑いしていた。また、中庭でライブを行っていたバンドサークルのメンバーも「QRコードは、ビラを配布した時に読み取るよう声がけすれば読み取ってくれるが、看板記載のQRコードや配布から時間がたつと読み取ってくれない」と言う。全体的に見るとQRコードやSNS等デジタル媒体による広報活動はまだ効果が薄いようである。来年の新歓ではSNS広報の活動を見直すか、割り切るか各団体での判断が必要になりそうだ。
(上村健太)