11月26日17時から、メインステージにて2023年度の三田祭を締めくくる後夜祭が行われた。今年のテーマは、「いつまでも、今だけを」。コロナ禍以来、実に4年ぶりとなる制限なしの開催となるだけに、会場から溢れんばかりの人が後夜祭の始まりを待ちわびていた。
第一幕はクロスオーバー研究会、K.B.R. Modern Schacks、K.B.R. Society THE KALUAによる演奏から始まり、会場全体が熱気に包まれた。つづく津軽三味線集団 弦音巴とRevolveのパフォーマンスは和とロックが調和し、お互いの良さを引き立てあっていた。
第二幕の最初を飾ったのは、ジャズダンスサークルSIGの「グランドエスケープ」。ふわりとした落ち着きのある踊りから始まり、サビではエネルギーのみなぎる一体感のある振付が印象的だった。つづいて競技ダンスサークルによる「The Greatest Showman」の劇中歌メドレーでは、キレのある踊りが凛とした世界観をよく表していた。そして、Michael Jackson Dance Clubのパフォーマンスではムーンウォークが披露され、観客から大きな歓声が上がり、会場が温まった。
第三幕は、SHAMGOD~freestyle ballers~からスタート。バスケットボールを交えたパフォーマンスは、火花も合わさって迫力を増していた。続いて、K-POP完コピカバーダンスサークルNaviからはTWICEの「Talk that Talk」を披露。ダンスのフォーメーションや衣装まで、本家に勝るとも劣らずの完成度であった。そしてDancing Crew JADE、dance crew es、Revolve、Dance Unit W+I&Sの4つのダンスサークルが登場。ヒップホップ、ブレイクといった様々なジャンルのダンサーが目まぐるしく入れ替わり、最後の4サークル全てによるダンスは圧巻。観客からは大きな声援が飛び交っていた。
いよいよ後夜祭も終焉に差し掛かる。全団体のカーテンコールに続き、ステージに上がったのは三田祭実行委員長の三尾さん。「65年間の想いを背負って、三田祭は大きくなって帰ってきました。(中略)三田祭が塾生にとって当たり前のものになることを願って、これからもよろしくお願いします」とコロナ明けの三田祭開催への熱い思いと感謝を語った。
4日間にわたる三田祭の締めくくりは、「若き血」の斉唱。應援指導部の指揮でキャンパスに歌声は響き渡り、塾生による祭は幕を下ろした。