11月24日13時35分、三田祭メインステージにてKeio Idol Festivalが行われた。三田祭史上初のアイドルフェスが開催され、慶應が誇るアイドルコピーダンスサークルによる夢のコラボステージが幕を開けた。「さよならモラトリアム」、「UNGRID」、「それから膨らむ可愛い頬を、」の3団体が登場した。スペシャルゲストは、なんと元モーニング娘。のミキティこと藤本美貴。ミキティが登場した瞬間会場は大盛り上がり、ステージに華を添えた。
オープニングを飾ったのは、さよならモラトリアム。=LOVEの「探せ ダイヤモンドリリー」のメロディーに合わせて、揺れる振り付けや一糸乱れぬダンスで観客を魅了した。一から手作りしており、衣装の得意なメンバーがデザインをして一人一人責任を持って作るそうだ。予算はシークレットというのも実にアイドルらしい。紫を基調とした衣装にはライトも点いており、清楚かつ目を引く衣装となっていた。
2団体目はUNGRID。チーム名にも込められた、枠にとらわれないという理念を掲げ、日々活動している。ジャンルを制限することなく、様々な曲に挑戦していることが魅力である。ももいろクローバーZの「サラバ、愛しき悲しみたちよ」のキャッチーなサビに合わせて、かっこいい振り付けや元気な表情で会場を沸かせた。3人だからこそ見せられる揃ったダンスは、赤を基調とする衣装でさらに際立っていた。
3団体目はそれから膨らむ可愛い頬を、。iLiFE!でおなじみ「アイドルライフスターターパック」の可愛いアップテンポの曲に合わせてコールで会場は大盛り上がり。白黒の衣装と水色のワンポイントがさわやかで、秋空に映えた。チーム名は、所属キャンパスのSFCの頭文字に沿っているそうだ。
曲の間には、バラエティ企画も行われた。1ゲーム目はアイドル番組でもおなじみのぐるぐるバットリレー。3団体のバラエティ担当がプライドをかけて、競争を行った。結果は僅差でさよならモラトリアムが勝利。さよモラファンが歓声に沸いた。
2ゲーム目は足つぼマッサージダンス。モーニング娘。の代表曲「LOVEマシーン」とAKB48の「ヘビーローテーション」に合わせて足つぼマットの上でダンス力を競った。結果は、またもさよならモラトリアムの勝利。観客をも味方にし、圧巻の2連勝を飾った。ゲストのミキティも「勝てる気がしない、根性がすごい!」と絶賛していた。
ラストを飾ったのは豪華な3団体コラボパフォーマンス。ミキティの「アンコール」の掛け声で会場のボルテージは最高潮。AKB48の代表曲「Everyday、カチューシャ」に合わせ、入り乱れて踊る姿は、まさにアイドル。各々の思いを込めて踊る姿に、日々の努力の結晶を垣間見ることができた。
ミキティは、締めくくりの言葉として「どの団体もレベルが高く、それぞれのユニットで色が違ってとても良かった」と語った。
秋空の寒いなか、メインステージの熱気は三田祭をライブ会場に変えた。今後の3団体のスターダムを駆け上がる姿は、目を離せない。
(埴田悠智)