11月18日、日吉キャンパスの協生館内藤原洋記念ホールで慶應義塾大学古学アカデミー・オーケストラ・小合唱とドイツのヴェルニゲローデ放送合唱団青年部による合同演奏会が開催される。
ドイツ政府は合唱団の派遣を文化交流の一環として促進している。ゲーテインスティテュート東京を介して来日したヴェルニゲローデ放送合唱団青年部は12日、ドイツとゆかりがある徳島県鳴門市でも演奏会を開いた。
日吉で奏でる曲の一つは、今年で作曲されて300年を迎えるバッハの《マニフィカト》。慶應義塾大学が日本では珍しく、古楽器を活用して18世紀の音楽を実践していることが共演の実現に大きく影響した。
指揮・指導を行っている石井経済学部教授は「塾生とドイツの合唱団が互いの顔を見合って、交流を図ってもらいたい」と、音楽を媒介とする国際交流への意欲も見せた。
演奏会の映像は、日吉音楽学研究室のYouTubeチャンネルでも公開予定。
(朴太暎)