三田キャンパスで8月4日から5日にかけて「オープンキャンパス2023」が開催される。受験生向けの全学入学広報イベントが三田で開催されるのは、コロナ禍前の2019年度から4年ぶり。開催経緯やコロナ禍の慶大における受験生向けイベントについて、入学センターが取材に応じた。
「オープンキャンパス2023」では、各学部の魅力や学びの特徴を受験生がより深く理解することを目的に、学部ごとに学部説明と模擬講義を計90分で行う。塾生によるトークセッションや入学後の学生生活に関する保護者向け説明会等も実施する予定。入学センターは、「実際にキャンパスに足を運び学部説明や模擬講義を聞くことで、慶大の雰囲気や学問分野の幅広さといった魅力を感じていただき、進路選択の一助としてほしい」という。
慶大は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け2020年度から昨年まで全学入学広報イベントの開催を断念。今年度からコロナ対策の規制緩和が進んだことを受け、「実際にキャンパスを訪れて大学の雰囲気を感じたい」「慶大各学部の学びを体験したい」という受験生の声に応え4年ぶりの開催を決めた。
コロナ禍前の2019年度までは、模擬講義に重点を置いたイベント「講義入門」を三田キャンパスにて実施。コロナ禍では、ウェブサイトに模擬講義の動画を掲載した。また、各学部サイトにある塾生・塾員の活躍や研究に関する記事を集約したポータルサイトを制作するなど、受験生が自宅で慶大を知る機会としてイベントによらない情報提供も行った。
湘南藤沢キャンパス(SFC)では、コロナ禍中も継続してオンラインオープンキャンパスやキャンパス開放イベントを開催した。積極的な広報活動によるキャンパスの認知向上や、SFCの特徴的なカリキュラムの理解強化という点から実施したという。ほか一部の学部でも配信・対面のハイブリッド形式で学部説明会を開催した。
(義経日桜莉)