ひようらの中央通りを進むと黄色いレトロな看板が現れる。1962年からなんと半世紀以上にわたり塾生の胃袋を掴み続けている洋食屋「とらひげ」だ。日替わり定食をはじめ、カレーやカツなどの揚げ物、丼などメニューは非常にバラエティに富んでいる。今回、私たちはチキン南蛮とチーズ焼きカレーをいただいた。
一般的にタルタルソースがかかっていることの多いチキン南蛮。しかし、そんなチキン南蛮もとらひげでは一味違う。オーロラソースが使われているのだ。また、とらひげのチキン南蛮といえばなんといってもその柔らかさだろう。サクッとした軽い衣が柔らかな鶏肉を包んでいる。軽く噛むだけで口の中でチキン南蛮がまるでとろけるような食感。濃厚なオーロラソースも相まってご飯が進む。もちろん、ボリュームも満点。ごはんも2回までおかわり可能とお腹を空かした塾生には非常に嬉しい。夕食時には練習終わりの体育会に所属する塾生もとらひげをよく利用するのだとか。
「焼きチーズカレー」はとらひげでも定番の一品だ。出来立てアツアツで食べられるよう、スキレットで提供される。白米はカレーで全て覆い隠され、中央に乗っかる目玉焼きはスキレットとのコントラストで輝いているようだ。
ゆっくりと一口目を口に運ぶ。コク深いカレーとチーズの優しい甘みが口の中に広がる。
「美味っ！」
思わず声が出てしまう。続けざまに二口目、三口目を運ぶ。口の中で冷ましながらまた一口かき込んでいく…。
目玉焼きと一緒に食べるのも、マイルドな味わいを楽しむことができるのでおすすめだ。あっという間に食べ終わり、一息つく。
とらひげ人気No. 1とも呼び声高い焼きチーズカレー。どうやらその実力はホンモノだった。
以上、2品を紹介したが、もちろんとらひげには他にも紹介しきれないほど多彩なメニューがある。日替わりメニューを満喫するもよし、お気に入りの一品を見つけるのもよいだろう。塾生諸君、お腹を空かしたときはぜひとらひげへ。そして、塾員の方もたまには塾生時代の思い出の味を懐かしむべくとらひげを訪れてみるのはいかがだろうか。
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