中国語

○どうして履修しようと思ったの?

・高校時代、漢文が大好きだったので、漢詩を中国語で朗読できたらかっこいいと思ったから。隣国である中国の政治や文化について学びたいと思ったから。

・漢字には親しみがあったし、文法が英語に近いと聞いていたので取り組みやすいかなと考えたから。

・役に立ちそうだったから。

 

○授業ではどんなことをやるの?

・日本人の教員のクラスは、すべて対面授業で、基本的に日本語で進められた。春学期は「四声」と呼ばれる中国語独特の発音ルールに始まり、母音・子音の発音を徹底的に教わった。その後は教科書の例文と補助プリントを使って、文法の学習がスタートした。秋学期の終わりまでに、一通りの文法事項が終了。私のクラスは少人数だったので、一人ずつショートパッセージを音読して、教員が発音を指摘してくれる時間が毎回あった。中国人の教員のクラスは、Zoomによるオンライン授業で、日本語と中国語を織り交ぜながら進められた。日本人の教員のクラスより進度が若干早かった。まず発音を学び、その後はDVD教材を用いながら、テキストのショートパッセージごとに文法事項や単語の意味を学んでいった。

・勿論基本的な文法の説明も受けるが、基本的には発音の練習だった。本文の発音を丁寧になぞり、繰り返し練習する。まずは耳で聞き取れるようになること、に主眼を置いた授業だった。

・発音

 

○授業はどんな雰囲気だった?

・日本人の教員のクラスは、終始和やかな感じだった。進度は比較的ゆっくりで、毎回、発音のトレーニングの時間があり、復習になった。中国人の教員のクラスは、教員とのコミュニケーションが難しいことが多かった。歌を歌うこともあったが、Zoomなのでなかなかうまくいかなかった。

・真面目な方が多い印象だった。

・楽しい。

 

○履修していて楽しかったところ・よかったところ

・電車やショッピングモールのアナウンスでは、中国語が多用されているのでリスニング力が自然と鍛えられる。ニュースで見る習近平国家主席の発言が少し理解できるようになった。簡体字(中国語の漢字)を用いると、他教科でもノートが素早くとれるようになった。

・先程も触れたが、文法の基本は英語に近いので応用が効く。比較的この語学に慣れるのは早かったです。また、ちょうど現在北京オリンピックが開催されていたため、中継を見ていて時々聞き取れる単語が出てきたことも楽しみの1つだった。

・ない。

 

○履修していて、難しかったところ、大変だったところ

・とにかく発音が難しい。声調(四声の使い分け)が異なると、単語の意味も大きく変わってくるので、音読の練習をひたすらしていた。視覚的にみればほとんど漢字と同じなので、文法的には難しくないが、音で聞いた時に意味の繋がりを把握するのが難しい。中国人の教員と日本人の教員では、発音の合否のレベルが格段に違い、中国人の教員はより高度なレベルを求めてくるので大変だった。

・思ったよりも履修者に男性が多く、クラスでもかなりの割合が男性だったので、同性の友人づくりにはやや困った。

・ピンイン

 

○課題の量(教授によるため、一例)

・日本人の教員のクラスはほとんど課題が出ない。中国人の教員のクラスはほぼ毎週、文法プリントや音声録音の課題提出があった。

・週に一回程度演習問題や音読の課題提出があった。

・少ない

 

○期末テストの様子

・日本人の教員のクラスは前期も後期も文法80点・発音20点で合計100点満点の期末テスト一発勝負。テスト前に文法事項を復習すれば高得点が取れた。中国人の教員のクラスは中間と期末にオンラインテストがあり、プリントと発音の録音課題に取り組んだ。日々の課題も成績評価の対象となり、評価はとても厳しかった。

・記述式

 

スペイン語

○どうして履修しようと思ったの?

・スペイン語、フランス語、中国語で迷っていて、

スペイン語は世界で使われている言語第二位かつ、英語に似ているため習得しやすい、また国連での公用語にも指定されている為世界で通用する言語であるという点でメリットがあり、また法学部のスペイン語のクラスは例年、明るい雰囲気であるということを聞いて、履修を決めました。

フランス語は言葉の誤差が少なく、世界で一番美しい言語と言われており、その誤差の少なさ所以に国連では一番最初に公用語になったという点がカッコよくて迷っていました。ですが、習得には独特の難しさを乗り越えないといけないと知って、保留にしました笑

中国語は商社に行くなら絶対と言ってもいいほど重要な言語で、漢字を知っている日本人は比較的学びやすいように思い迷っていました。ですが、それ以外に学ぶ意味があまり思いつかず、三年生以上で自主的に学んでも間に合うような気がしたので保留にしました。

 

○授業ではどんなことをやるの?

・主に文法事項を学びました。

動詞の活用、名詞の活用など「活用」の種類がとてつもなく多いので、それを覚え、使い分けることを練習する演習を授業でやりました。

確認テストが学期に3回と中間、期末の計5回のテストで成績が決まるので、それに向けて勉強していくという感じで進められました。先生が文法事項を説明して、それをもとに練習問題を解くという繰り返しでした。

 

○授業はどんな雰囲気だった?

・女子男子それぞれでとても仲が良く、宿題の答え合わせをしたり、分からないところをお互いに分からない!と言いながら調べたりするなど和やかな雰囲気でした。

 

○履修していて楽しかったところ・よかったところ

・英語以外の言語について学ぶこと自体が楽しかったし面白かったです。

また、大学には「クラス」というものが言語しかなく、貴重な友達づくりの場にできました。今ではお互いの家に泊まったりするほどの友達が言語のクラスを通してできました!

 

○履修していて、難しかったところ、大変だったところ

・スペイン語はとにかく「活用」の暗記が必須になってくるので、その活用の暗記と使い分けが大変でした。

 

○課題の量(教授によるため、一例)

・多くもなく、少なくもなくって感じでした。高校生の時の課題量に比べたら余裕に感じるでしょうが、大学に少し慣れてくると、課題をこなす習慣がついていない人はめんどくさく感じてしまうような量です笑

 

○期末テストの様子

・基本的には記述式です。

適切な単語を選択させる問題や文章中の動詞を活用させる問題、単語の並び替え問題等が出題されました。

 

スペイン語インテンシブ

○どうして履修しようと思ったの?

・友人にスペイン語圏出身者が多いため。

 

○授業ではどんなことをやるの?

・週二回の文法の授業と週二回のコミュニケーションの授業の、計週四回授業がありました。

 

○授業はどんな雰囲気だった?

・人数が20人くらいと少なく、さらに進度の早いクラスなので、みんな一致団結して和気藹々としています!

 

○履修していて楽しかったところ・よかったところ

・海外に興味があったり、海外経験があったりする人たちと仲良くなれたこと。

 

○履修していて、難しかったところ、大変だったところ

・進度が早すぎて追いつくのが非常に難しかった。

 

○課題の量(教授によるため、一例)

・宿題はそれほど多くないけど、教科書が一定程度進むと小テストがあるので、それが厳しかった。

 

ロシア語

○どうして履修しようと思ったの?

・顔文字に使われているような文字がかわいいなと感じていた。以前からフィギュアスケートが好きで、ロシア人の名前や話している感じがかっこいいと思っていた。法学部は選べる言語が多いので、せっかくなら珍しい言語をやってみたかったから選択した。

 

○授業ではどんなことをやるの?

・使用する先生オリジナルのテキスト。現在は最新版が冊子で配られる。

週に2コマあるが、履修人数が少ないためクラスは法政・法法混同で固定の1クラス。人数は20人と少しくらいで、私の学年は法政が5人もおらず、あとは皆法法だった。インテは法政の4人のみだったそう。以前はインテの方が人数が多かったようなので、学科の割合やインテとレギュラーコースの人数なども学年によってまちまちだと思う。

先生オリジナルのテキスト1冊を2年間かけてすすめる。授業でテキストを使って文法の説明を聞いて、その課の練習問題を解くのが宿題になる。1年生は2コマともテキストを進める。私が1年生のときは講義の録音を事前に聞いて練習問題を解き、Zoom授業で練習問題のまる付けをした。対面だったら、テキストの説明も練習問題のまる付けも授業内だったのかな……?1クラスしかないおかげで先生同士が連携を取っており、週に2コマ、違う先生だけれど続きの授業を取っているというような感じだった。

2年生は日本人の先生とネイティブの先生の授業が1コマずつある。日本人の先生の授業でテキストを進め、ネイティブの先生の授業でその課の練習問題にある読解問題を一緒に解く。

 

○授業はどんな雰囲気だった?

・基本的には先生にあてられながら授業が進む。かなりゆるっとした雰囲気で、間違えても何の問題もない。人数が少なく、同じメンバーで2年間すべての授業を受け続けるので、和気あいあいとした空気だった。

 

○履修していて楽しかったところ・よかったところ

・全く知らない文字を読めるようになるのは楽しかった。文字はすぐに覚えられて、例外的な読み方や発音も少ないため、読んで発音するだけならすぐできるようになる。be動詞に当たる動詞は省略されるので、簡単な日常会話は本当に簡単。

1年生の初めに、自分でロシア語の名前を決めることができる。授業中は先生からその名前で呼ばれるので、本名より先にそっちが覚えられ、授業外でもロシア語名前で呼ばれることがある。ロシア語の名前はあだ名で呼ぶのが基本なので、それがかわいい。

ロシア語フェスタというものがあり、劇やクイズなどさまざまな形で参加できる。文化祭っぽくて楽しかった。

 

○履修していて、難しかったところ、大変だったところ

・文法が本当に難しい。例外は少ないので、パターンを覚えたら何の問題もないが、そのパターンが多すぎる。格変化の種類も多く、どの単語も変化するので覚えきれない。クラスが固定なので、他のとりたい授業と被ったらその授業は取れなくなる。

 

○課題の量(教授によるため、一例)

・テキストで文法の説明を聞いたら、練習問題を解くのが宿題になる。基本的には毎週宿題があるが、30分もかからないので負担はそこまで大きくない。

 

○期末テストの様子

・基本的には文法とスピーキングのテストが中間と期末の2回ずつある。文法のテストは、オンラインだとテキスト・練習問題の応用で、対面だとテキスト・練習問題がそのまま出た。事前に形式を言ってもらえるので、どのように対策するかはわかる。スピーキングのテストは事前に文法を添削してもらえたので、文法ミスを気にすることはなかった。発音のお手本の音声を送ってもらえたので、それを参考に音を覚えれば大丈夫だった。

 

朝鮮語

○どうして履修しようと思ったの?

・KPOPが好きだったし、エスペラントの次に簡単な言語だと聞いたことがあるから。

・日本語母語話者が一番習得しやすい言語だと聞いたことがあるから。

 

○授業ではどんなことをやるの?

・ハングルの読み書きからやる。そこからリーディングやリスニングも並行で行う。テキスト内に問題が出た場合は先生から当てられることもある。

・文法

 

○授業はどんな雰囲気だった?

・先生が優しいおじいちゃんだから和やかだった。

 

○履修していて楽しかったところ・よかったところ

・先生がとにかく優しいからみんなも落ち着いていてとても良かった。

・ハングルが読めるようになったこと。

 

○履修していて、難しかったところ、大変だったところ

・特にないが、テスト前はちょっとは勉強しなきゃいけないということくらい。

・数字をおぼえること。

 

○課題の量(教授によるため、一例)

・課題は特に出されなかった。インテの方は出されると思うので注意が必要!

・ない

 

○期末テストの様子

・文法と単語。しっかり勉強していればそれほど難しく感じないらしい。

 

アラビア語

○どうして履修しようと思ったの?

・幼い頃から古代エジプト文明や中東の美術が好きだったから。「美しいアラビア文字を書けるようになりたい」と思い、履修することを決めた。

 

○授業ではどんなことをやるの?

・アラビア語はフスハー(文語)とアーンミーヤ(口語)に分けられるが、授業ではフスハーを学習する。授業は週2回。一年生の時は日本人の先生の授業とエジプト人の先生の授業、二年生の時はエジプト人の先生の授業が週二回あった。2年間で学習したことは、英語でいうと中学校レベルの文法。主に先生お手製のテキストブックを用いて、リスニングやスピーキング、ライティングなど幅広く学習した。

 

○授業はどんな雰囲気だった?

・法学部で第二外国語としてアラビア語を履修できるようになったのは、私が入学した2020年度から。先生も授業方法について、模索されているような印象を受けた。

アラビア語のクラスの魅力は先生と学生の距離が近いこと。私の時は法学部に1クラス(法律学科、政治学科合同)しかアラビア語のクラスがなく、学生の人数は20人ほどだった。先生は優しく、学生の疑問に一つ一つ丁寧に答えてくれる。授業の進度は比較的ゆっくりとしていて復習の時間も多くとってくれるので、マイペースに勉強したい人におすすめ。

 

○履修していて、難しかったところ、大変だったところ

・英語とも日本語とも似ていない語学を一から学習することは非常に難しかった。アラビア語の場合、自分の知っている事と関連付けて覚えることが全くできない。アラビア文字を完全に書けるようになるのに、半年くらいかかった。また、アラビア語には男性形と女性形の区別、単数形・双数形・複数形の区別などがある。一つの単語に様々な形があり、覚えるのに苦労した。

 

○課題の量(教授によるため、一例)

・その時々。ない時もある。宿題になるのは作文や音読の練習が多かった。

 

○期末テストの様子

・私の場合は新型コロナの影響で2年間全てオンライン試験だった。先生からテストの問題が配信され、それを自宅で教科書を見ずに回答し、メールで先生に提出する形式だった。成績は期末試験の結果や出席、授業での態度など総合的に評価される。