試合の雰囲気を楽しんで
湯本達司、2010年度慶應義塾大学体育会野球部主将。今回はそんな湯本さんの慶早戦に対する思い、意気込みや注目のポイント、理想のキャプテン像、観客へのメッセージなどについてお話を伺った。
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まず、キャプテンの役割について湯本主将は「常にやることを変えない。軸をぶらさないというのは大事」と信念を貫くことを強調した。また、「大学野球で実力ある選手はたくさんいる。でも、ただ技術だけでは試合に勝てない時もある。技術は大事だけど、チームに貢献しようとする気持ちがとても大事」と気持ちの面でチームを引っ張る大切さを話した。さらに、キャプテンになって良かったと思ったことは「リーグ戦の一個の勝ち星を身に染みて感じられるのは大きい」という。大変だと思うことは「まだ負けたことはないが、負けた時も責任を感じるだろう」と語った。
慶早戦については「大学に入る前に慶早戦を生で見たことがなかった。初めて見た時は伝統ある一戦を超満員の中でプレー出来て、その上、学生野球をいろいろな方に見てもらえるのは本当に嬉しいこと」と特別な思いを語ってくれた。
慶早戦でどんなプレーを心掛けたいかと伺うと「派手なプレーはしない。自分が出来ることを一つ一つやっていくというのが大事ではないかと思う」とあくまでも普段通りのプレーをしたいという。また、早稲田の斎藤佑樹をはじめとした投手陣を特に意識するかという質問に対して「どこの投手も同じ。特別な意識はない」と答えた。
慶早戦の注目のポイントとしては「慶早戦の応援はいろいろあって面白いと思う。野球の技術よりは単純に応援を楽しむのが一番いいじゃないかと僕は思う」とプレー面ではなく、雰囲気を楽しんでほしいという。
最後に慶早戦に来る観客へのメッセージをお願いすると「絶対2連勝するので、応援よろしくお願いします」と力強く誓った。
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慶早戦は慶應の一大イベントであるのは言うまでもない。是非、一緒に盛り上げて、慶大野球部の活躍を期待しよう。
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(劉広耀)