文学系専攻
〇今の専攻を選んだ理由は?
入学時から中世文学に興味があったから。(国文3年)
1年で取った言語学の授業が非常に面白く、そこから言語学に興味を持つようになったから。(英米2年)
英語が得意になりたいから。(英米2年)
説明会で「英米文学専攻の中で、日本で1番カリキュラムが整っているのが慶應」と教授が断言していて印象的だったから。(英米3年)
昔から中国古典文学に興味があったから。(中文3年)
文学だけに限ることなく、幅広い内容を学習でき、興味関心のあることを探求できると思ったから。(独文3年)
ドイツが好きだから(大雑把ですが)!(独文3年)
演劇に興味があり、演劇関係のゼミがある専攻に行きたかったため。(独文3年)
1年生の第二外国語で仏語を選んでいたのと、ディズニー映画やおとぎ話の研究ができると聞いたから。(仏文3年)
実用的な能力が欲しかったので、フランス語を集中的に学ぶことができそうな仏文学専攻を選択した。(仏文4年)
〇他に迷った専攻はあった?今の専攻にした決め手は?
西洋史と迷った。英米の方が教授の人数が多く、ゼミの選択肢が多いため英米を選んだ。(英米2年)
社会学と迷ったが、よりやりがいがありそうな方を選んだ。(英米2年)
西洋史と迷った。決め手は、ドイツ語をしっかり学べる上に、ドイツの文化に詳しくなれる点。(独文3年)
美学美術史学専攻と迷っていたが、演劇だけではなくドイツ文学や哲学にも興味があったので、より広く学べる独文にした。(独文3年)
英米文学専攻、国文学専攻と迷ったが、少人数で充実していそうだなというのと、刺激を求めて仏文学専攻に決めた。(仏文3年)
〇必修の授業(3、4年生は研究会)ではどんなことをしているの?
先生が指定した古典作品のくずし字本文を翻字&解説をつけて、考察を発表している。高校までの古典の授業を自分が作るイメージ!私の専門は中世文学だが、和歌や漢文もあるし、周りでは近代文学が人気な印象。ジェンダーと文学の関係性に注目して研究する人が増加傾向にある。(国文3年)
文学の歴史、英語史、音声学、小説の読解、英語学。(英米2年)
中国古典文学を扱うゼミに所属し、論文の検討や卒論に向けての情報収集をしている。中国文学史についての理解を深めるための勉強も。ゼミだけでなく専攻自体が少人数なので、様々な授業で発表や意見論述が求められる。(中文3年)
日本語の文献や和訳を読みディスカッションをする。たまにドイツ語の文献を読んで翻訳することもある。ゼミによってまちまちだが、ゼミは2つ入れるので。(独文3年)
独文学のテクストを読み、解釈についてみんなと議論する。また、ドイツ語で書かれた言語学のテクストを輪読したりもする。(独文3年)
戯曲を読み合ったり、演劇に関するドイツ語のテクストを読んだりしている。(独文3年)
シャルル・ペローが編纂した童話が、以降のメディア作品に与えた影響を見ている。映像鑑賞と、訳読がメイン。(仏文3年)
〇あなたの専攻で面白いことは?
くずし字が読めるようになるので、寺社仏閣やお蕎麦屋さんに行くと面白い。また、昔からなんとなく親しんでいた昔話のルーツを知ったり、現代の考え方に通ずる点や相違点が分かったりするので、ものごとに対する考え方が深くなる気がする!(国文3年)
バラエティが豊かなこと。まずイギリス文学、アメリカ文学、言語学の3つの分野に分かれていて、さらにその分野の中でもいろんなことを研究できる。例えば言語学のゼミで、ディズニー映画における言語使用を研究されている方がいる。(英米2年)
力がついていると実感できること。(英米2年)
人数が少なすぎる(その分先生や先輩との繋がりが強いです!)。(独文3年)
独文で扱うのは文学だけではない。ドイツ語圏には多様な表現媒体があるため、演劇、ダンス、音楽、おとぎ話、哲学、歴史、映画、新聞、漫画・アニメ、スポーツまで自分の好きなテーマを勉強できる。個性豊かな人が多い。(独文3年)
中国古典文学(正統文学・大衆文学)、中国現代文学、中国語学を中心に、様々な角度から中国文学に触れられるのが楽しい。中国の伝統芸能や食文化、思想などを文献に基づいて学習する授業も設置されており、中国文化についての理解も深まる。(中文3年)
少人数故にほぼ全員と同じ授業を取ることになり、専攻自体が1つのゼミみたいな感覚。全体的にゆるく、先生がみんな優しい。出席してやることやっていれば楽単することはほぼないはず……。3年はゼミに二つ以上入る点(何個でも入れる)、院生との関わりが深い点、文学はもちろん言語学もちゃんと学べる点も面白い。たまに遠足がある。(独文3年)
フランス語で書かれた書物を無我夢中で研究しなければならないと思われがちだが、フランスの映画や観光、ファッションなどの幅広いテーマを研究できる。(仏文4年)
少人数のゼミや授業で確実に先生に認知してもらえるので、悩みなどよく聞いてもらえる。(仏文3年)
〇あなたの専攻で大変なことは?
作品が好きという気持ちがあれば特に大変なことはない!「第二言語はくずし字」なので言語の取得も楽です!(国文3年)
課題が多い。テストが多い。テストが難しい。とにかく全てにおいてえぐい。(英米2年)
小説の翻訳や中国語論文の読解など、常に中国語の読解能力が問われること、また地道に中国語辞典を引き、中国本土の膨大な資料と向き合わねばならないことが、やりがいでもあるが大変。(中文3年)
ドイツ語訳などの予習(多すぎると感じたときには、先生に頼んで減らしてもらう)。(独文3年)
少人数故に欠席するとやや目立つ。ゼミに入りすぎると課題が多くなり大変。シンプルにドイツ語が難しい(外国語全般に言えることですが)。(独文3年)
人数が少なすぎて友達がいっぱい欲しい人は困りそう。(独文3年)
教職をとろう、留学をしよう、となった場合、仏語の壁に当たること。(仏文3年)
原文(フランス語で書かれた書物)にも積極的に触れなければいけないため、フランス語に慣れていない頃(2年生)は地獄だった。(仏文4年)
○語学力(国文は古典読解能力)はどの程度必要?
扱う作品にもよるが、物語に関しては読んでなんとなく意味が分かればOK!くずし字は必修なのですぐ読めるようになります!和歌や漢文、日本語学を扱う人は文法まできちんと理解しておく必要があるかも。(国文3年)
文学作品というよりかは、きちんと英語で書かれた評論文が辞書なしで理解できる程度で良いと思います。文学作品はやはり表現が独特ですので、2年の後半になっても日本語訳とある程度照らし合わせないと、難しくて理解できません。(英米2年)
基本があればいいと思う。(英米2年)
初中級(一年生の第二外国語授業修了程度)の中国語の語学力があれば良いと思う。(中文3年)
先生方も優しいし、あまり高いレベルは必要ないです!自分も1年次は他言語だったので。(独文3年)
一年生で習う範囲をへぇ〜くらいに知っておけば全然大丈夫!できるに越したことはないが、レベルはほぼ問われない。(独文3年)
最悪の場合、ほとんどドイツ語ができなくても2、3年で頑張ればどうにかなると思う!!(独文3年)
基礎的な4技能は絶対に必要です。(仏文4年)
1年生で習う内容がおおまかに理解できていれば大丈夫だと思う。1年生時点で突出して語学の成績がよくなくても、2年生時の仏語の授業がかなり多いので自然と勉強させられてちょっとずつできるようになる。(仏文3年)
〇あなたの専攻に向いているのはどんな学生だと思う?
日本文学が好きな人!よく日本史と同一視されがちだが、事実を追う日本史とは異なり、作品や文化の根底に流れる想いや背景を辿ることが軸となるので、考察好きが向いていると思う。(国文3年)
まずはどの国でも構わないが、文学作品(本)が好きなことが条件だと思う。英米では言語学をやりたいと言って入る人もいるが、やはり必修で文学の授業をとらなければいけないため、文学が好きに越したことはない。また、えぐい英米のテストや授業に耐えることのできる、ドMな性格だと尚更良いと思う。(英米2年)
課題が多いので、それを上手くこなせる人。(英米2年)
中国の文学・語学に興味がある人。中国語の力が大事だということは言うまでもないので、中国語力を伸ばしたい人にも良いと思うが、必修の授業ではそれに加えて中国語の構造を学ぶ中国語学や、古典現代関わらず中国文学の基礎を徹底的に教えられるので、中国語そのものだけでなく、文学や思想にも興味を持っている人の方がより楽しめる。(中文3年)
少しでもドイツに興味がある人、ドイツ語を頑張りたい人。演劇好きやクラシック音楽好き。大人数が苦手で、狭く深くのコミュニティを求めている人。ゆるい専攻に行きたい人。(独文3年)
都心のバーやインスタ映えするカフェより、落ち着いた街角の穴場なレストランが好きな人。専攻内外で自由に色々なことにチャレンジしてみたい人。(独文3年)
フランスやフランス文化に興味がある人、少人数で勉強したい人、変わった勉強をしてみたい人。(仏文3年)
仏文学に一定程度の興味があることは前提として、日常的な様々な事象を深く捉え、分析することに面白さを感じる人は非常に向いていると思う。(仏文4年)
(三尾真子)