大学院校舎343D教室では、珈琲倶楽部(KCC)が厳選したコーヒーをドリップして販売している。今回、代表の浜野祐羽さんにこの三田祭で提供しているコーヒーについて話を聞いた。
珈琲俱楽部は普段はドリッピングや喫茶店巡り、ラテアートの練習会を行うサークルだ。三田祭ではオリジナルブレンドを含めた6種類のコーヒーを販売している。浜野さんのおすすめはColombia Eden Passion Fruits Infused。浅煎りのコーヒー豆をワイン酵母とパッションフルーツに漬けており、独特の香りがするのが特徴。「このコーヒーを飲んでもらい、コーヒーは苦いものという考えを覆したい」と語った。
折角なので、浜野さんおすすめのコーヒーを煎れてもらった。その煎れ方も工夫に満ちている。時間や重さ、水温を一杯一杯同じ条件でドリップする。今回の三田祭では塾生以外の方も来場できるため、たった一日で300杯も売り上げた。コーヒーはすべて同じ条件で提供できるよう練習を重ねたそうだ。
筆者は普段はコーヒーを飲まないが、今回煎れてもらったコーヒーは苦みだけでなくレモンの酸味が非常に強く今までに飲んだことの味わいだった。三田祭で歩き回って疲れたときは憩いの場である珈琲倶楽部に立ち寄って、新しいコーヒーに出会ってみるのはいかがだろうか。
(櫻井優悟・横山真緒)