9月22日、三田キャンパスの西校舎ホールにて2022年度9月入学式が実施された。
昨年度は初めての日吉記念館での開催だったが、例年通り三田キャンパスに戻った形である。対象となるのは、9月入学だけを募集しているPEARLプログラムを含む新学部生をはじめ、大学院や別科・日本語研修課程への新入生だ。留学生や帰国子女の新入生も多かった。
新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、参加者は原則新入生のみの開催となったが、インターネットで動画もリアルタイムで配信された。
「これからが正念場」
新入生の多くは、いまからの大学生活をとても楽しみにしていた。「慶應のサークルに興味がある」「まだ知らないものが多いからこそ、これからが正念場だと思っている」など、今後の大学生活を楽しくかつ有意義に送りたいという反応が多かった。また入学式後には、自分の学部のガイダンス資料を受け取ったり、慶應義塾のロゴが描かれているパーカーを買ったりする新入生の長蛇の列ができた。
入学者の目線では課題も
間もなく始まる大学生活を喜ぶ一方で、自分が該当するクラスに関する情報や秋入会ができるサークルの案内不足などを指摘する新入生の姿もあった。
なかでも、帰国子女や留学生が多数在籍する経済学部の英語プログラムであるPEARLの新入生からは、入学式後のガイダンスにおける説明不足についての不満もあった。たとえば、ガイダンスにてフランスのHEC経営大学院とのダブルディグリープログラムなど、修士課程に進学する方法を紹介されたが、「日本での就職において支障が出てしまうのでは?」という不安の声が上がった。
就職と進学、どちらの選択肢も逃したくない新入生たちの意気込みが伝わった。
(パク・テヨン)