6月23日から27日まで、日吉キャンパスで「環境週間2008」が開催され、環境に関する企画や催しが環境サークルE.C.O.の学生を中心に実施された。
期間中、日吉キャンパスではメディアセンターや来往舎イベントスペースなどで環境に関する展示が行われたほか、生協で手作りの箸を販売する「マイ箸企画」、レジ袋削減の呼びかけや実態調査を行う「レジ袋企画」、ゴミの分別を指導する「ゴミ箱企画」などの実践的な企画も実施された。
23日の昼休みには環境サークルのメンバーを中心にゴミ拾いが行われ、塾生達がゴミを拾いながらキャンパス内を回った。
環境週間3日目の25日には、早大・東大・慶大の3つの環境サークルの代表と、エネルギープロジェクト理事長の佐藤一子氏、千葉大学教授の倉阪秀史氏を日吉キャンパスに招いてパネルディスカッションが行われた。3つの環境サークルの代表から提案される政策に、佐藤氏と倉阪氏から「これからを生きる若者からこそ、こうした声がもっと出てくるといい」とエールが送られた。
26日には、来往舎シンポジウムスペースで東京大学教授の山本良一氏による講演が開かれ、現在どれほど地球温暖化が進んでおり、如何に自分たちの星が危機にさらされているかをデータに基づいて紹介された。山本氏は講演を通して、環境保護への意識や、環境に対する現状の取り組みの限界に警鐘を鳴らした。
環境に関する活動はこれまでレジ袋廃止などを導入したSFCキャンパスなどに注目が集まるが、今回の環境週間を通じて慶大の他キャンパスでも環境を意識した活動が広まることが期待される。