【プロフィール】
那須雄登(なす・ゆうと)さん
ジャニーズJr.美 少年のメンバー。美 少年として2年連続ドラマ主演、ミュージカル「魔女の宅急便」(2021年)にて外部舞台初出演、「I LOVE みんなのどうぶつ園」にレギュラー出演中など、活躍の場を広げている。慶應義塾中等部、慶應義塾高等学校を経て、現在は慶大経済学部2年に在学中。
※学部学年は取材当時のものです。
――まず学業についてですが、2020年4月に入学されて以降の2年間、ずっとオンラインでしょうか。
1年生の秋にスペイン語の対面授業がありました。4、5回くらいでしたね。それっきり全部オンラインです。
――では、オンラインでどのような授業を受けてきましたか。
一番インパクトがあったのは、池田緑先生の現代社会論ですね。
オンデマンドの授業で、例えば「ディズニーはアメリカの社会モデルを採用した」とか。僕はディズニーが好きなんですけど、そういう捉え方をしたことがなかったので、すごく面白かったです。ジェンダー論など、今あふれている当たり前のことや概念を見つめ直す回もあり、メッセージ性の強い授業でした。
あとは、公認会計士を目指している友達がたくさんいたので、一緒に簿記の授業を取って、友達に教えてもらっていました。
――今年4月から3年生ということで、ゼミに入る予定はありますか。
それすごく悩んでいて、友達とも相談しているんです。グループワークが多いと聞きました。仕事の都合でゼミに出られない場合があると思うので、ゼミのメンバーにも迷惑かけちゃうかなと。単位的にはゼミを取らなくても大丈夫な状況なので、それを踏まえて、ゼミを取らない方向ではあります。
――大学生活についてもお聞きします。大学での友人関係はどうでしょうか。
いつも一緒にいる人は、中等部からの付き合いの長い友達です。あとは慶應義塾高校でできた友達ですね。例えば「このレポートやった?」など、毎日のように何気ない会話をします。
オンライン授業なので、大学からの友達は本当に4、5人。それもスペイン語の授業課題を一緒にやる流れで、仲良くなったメンバーです。思うように、ご飯も行けていないですね。
――2年生になると、後輩ができると思います。ただ、オンラインだと大学での後輩も少ないでしょうか。
そうですね。校舎に行ってなさ過ぎて、まず先輩になった自覚がなくて。特に、僕たちのようなコロナ世代はそうだと思います。
高校生活の終わりから大学入学への流れのピリオドがないというか。慶應義塾高校の卒業式もコロナの影響で、各教室でやったんですよね。大学入学式もありませんでした。昨年9月に「2020年度入学生の集い」があったぐらいです。だから、しれっと大学生になっている感覚です。
――慶應義塾には中等部から入学されましたが、「櫻井翔さんに憧れたから」というお話を雑誌で拝見しました。どんなところに憧れたのでしょうか。
「花より男子」で嵐さんを知りました。その流れで母親が櫻井くんのことを好きになって、僕も好きになりました。当時は、一ファンとして「かっこいいな、この人」って。まだ小学生の頃だったと思います。
いろんなテレビを見るようになり、ニュースキャスターの姿も見るようになりました。ジャニーズと学業を両立させたパイオニアだと思っています。そういう部分にも惹かれました。
テレビで見ていても分かる人の良さ。こんなに頭が良いのに、バラエティでは、はっちゃけて。そのギャップもすごい好きになりました。
そこで、中等部の文化祭へ学校見学に行きました。自由な校風で、在校生たちが笑いながら文化祭を楽しんでいて。その在校生の雰囲気で「やっぱり、ここにしよう」と志望校を決めましたね。
――2020年5月に公開された三田評論オンラインの櫻井さんのインタビューでは「この5年間で後輩を育てる意識が出てきた」という話があり、那須さんの名前が挙げられていました。慶應の先輩として、かつジャニーズの先輩として、そう言ってもらえることに対し、何を感じますか。
その三田評論が出た頃に記事を拝読して、やっぱりめちゃくちゃ嬉しかったですね。ずっと憧れていた方に、大学の記事で名前を挙げていただいて、本当に嬉しかった記憶があります。
言ってしまえば、櫻井くんの追っかけの延長線上で、慶應やジャニーズに入ったので、本当にありがたいです。
櫻井くんには、いつもお世話になっています。成人の日にも連絡をくださり「二十歳になって責任が伴う。ただ、いろんなことが自由になり、楽しいことが待っているから、頑張って」というメッセージをいただきました。
ずっとずっと、僕の中では櫻井くんが世界一かっこいいです! これからもよろしくお願いしますと伝えたいですね。
※弊紙の櫻井翔さん特別インタビューはこちら
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