1月2日・vsタツタ電線 115-74 ○
年が明けて、2010年1月1日より第85回天皇杯・第76回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)が東京体育館で始まった。
慶大は大会2日目からの参戦で、昨日学生7位の鹿屋体育大学を下した、近畿代表のタツタ電線と戦った。
速攻という慶大らしいバスケが光ったことと、インカレで熟成したディフェンスで相手を抑えたことで、社会人チームに対し100点ゲームで勝利をすることができた。
点差が大きく開き、安定した時間帯となった後半では、下級生がコートに立つ機会が目立った。今回、ベンチメンバーに登録されている4年生は♯4田上(筑紫丘)と♯5小林(福大大濠)だけ。4年生の枠を下級生に譲ったということになる。しかし、佐々木ヘッドコーチが「もうちょっと頑張らないとね。せっかくエントリーされたんだから」と話すように、下級生はまだまだ力を出し切れていないのが現状である。下級生が溌剌とプレイすること―それが来年度へとつながる一歩となる。
明日は、昨年のオールジャパンで完敗した三菱電機(JBL8位)と。三菱電機戦に向けて♯5小林は、「目標としてはJBL撃破というのを掲げているので、最後の最後まであがきますよ」。実力差のある相手ではあるが、最後まで勝ちぬくと意気込んでいた。
文 阪本梨紗子
写真 湯浅寛
取材 阪本梨紗子、湯浅寛、内田遼介、劉広耀
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