選手インタビュー

左から佐藤選手、原選手、白子選手

佐藤翔馬選手 (水泳・商学部在学中)

―平泳ぎのキックの強さとそれでもぶれない体幹が佐藤選手の強みだと思いますが、それらはどのようなトレーニングで身についたのでしょうか。

年末年始の合宿で肩を痛めてしまった時に、ずっとキックの練習をしていました。その結果今度は足が動かなくなってしまったのですが、治ったときにはキックが強くなっていました。レッグプレスもやっていて、200キログラムを軽く上げられるようになりました。

―テレビ取材を受けた際に、スペイン語の授業を取っておりスペイン語が得意と発言し、余裕の表情でスペイン語の自己紹介を披露した経験があると思います。しかし取材の2週間前からスペイン語の教科書を読み込んで猛練習をしていたと競泳部員からタレコミがありました。これは本当でしょうか。

取材を受けるにあたって得意でないとおかしいので、頑張って練習しました。水泳と同じで、表では努力は見せません。

 

原わか花選手 (女子7人制ラグビー・総合政策学部卒業)

―ラグビーのセブンスは、国際経験や海外チームとの対戦機会が少なかったと思いますが、チームとしてどのようなことに力をいれてきましたか。

昨年はコロナウイルスの影響もあり国際試合が少なく、ワールドシリーズという国際大会も回ることができませんでした。しかし、国内の男性チームと何度も練習試合をさせて頂くことでスピード感や体格の違いを補い、本番の試合を意識することができました。

―インスタグラムに犬の写真を多く投稿していらっしゃいますが、原選手にとって犬の存在は励みになっているのでしょうか。

リキというラブラドールを代表復帰時に飼い始めてから、自分のなかでリキの存在が非常に大きかったです。代表選考時ではいつもギリギリの立場にいたので、ピリピリとしたり落ち込んだりしているときに、母とビデオ通話でリキと会話をさせてもらい癒されていました。オリンピックまでの支えになりました。

 

白子未祐選手 (女子7人制ラグビー・文学部卒業)

―セブンスラグビーにおける海外チームに対して、攻めとなった点と違いを感じた点は何でしょうか。

日本の強みは身長の低さを活かしたタックルで、海外選手は足元にタックルをされることに慣れておらず嫌がっていました。思い切り上がったディフェンスやしつこいディフェンスも日本の強みだと思います。特にオーストラリア戦では、パスのレンジやスピード、ストライドの長さにおいて、体格を理由にはしたくありませんが差を感じました。私たちも筋力を上げたり、パスのレンジを増やしたりして、差を詰めなければならないと思いました。

―海外チームのフィジカルレベルに対抗するために、日本ならではのウエイトメニューなどは取り入れていましたか。

通常のウエイトトレーニングに加えて、陸上のスピードトレーニングやラグビーの動作に似たウエイトトレーニングを行っていました。

―ラクロスから転向されましたが、ラクロスとラグビー、どちらが好きでしょうか。

ラグビーの方が好きですが、思い出はどちらもあります。ラクロスの前にバスケットボールもやっていて、観戦はバスケットボールの方が好きかもしれません。

 

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