こんにちは!塾生新聞会のりんです!
突然ですが、皆さんには「推し」はいますか?「推し」とは好きな人やモノのことで、アイドルだったりアニメだったり、もしかしたら身近な友達や先生が皆さんにとっての推しだったりするかもしれません。もちろん私たち塾生新聞会のなかにも、様々な「推し」を生きがいとして生活しているメンバーは大勢います。この連載では多種多様な塾新メンバーの推しを紹介していきたいと思います。

今回紹介する推し作品はドラマ『古畑任三郎』です!

初回からもはや人じゃないの・・?と読むのをやめようとした皆さん、もう少しだけお付き合いください。この記事で『古畑任三郎』というドラマについて〈個人の見解で〉語りながら、沼の手前までみなさんを引っ張っていくのでどうか最後まで読んでいただけたら幸いです。

『古畑任三郎』楽しみ方のススメ!

『古畑任三郎』というドラマについてざっくり説明をするならば、視聴者には犯人が分かっている状態で話が進んでいく倒叙ミステリーで、古畑任三郎という刑事が様々なきっかけから犯人や殺人のトリックを解き明かしていくという内容です。「犯人が分かっているミステリーって面白いの?」と思われた方もいるかもしれませんが、このドラマを楽しむポイントは3つあります。
①トリック ②古畑と犯人との掛け合い ③視聴者に語りかける古畑のセリフ
この3つについて実際のストーリーを交えながら紹介していきます。

①トリック
ミステリーと言えばやはりトリックが醍醐味ですが、『古畑任三郎』のトリックはありきたりでないというところが特徴的です。ネタバレになってしまうのでどういったトリックかは説明できませんが、例えば、ラジオパーソナリティがラジオの収録中に殺人を犯すことができたトリックや、歯医者が歯の治療の最中に殺人を犯すことができたトリックなど、設定が面白くとても斬新です。視聴者はあらかじめ犯人が分かっている状態ですが、細かいトリックは古畑が解き明かしていくことによって明らかにされていく場合が多いため、犯人が分かっている状態でも、楽しむことが出来ます。

②古畑と犯人との掛け合い
そして、なんと言っても木村拓哉さんや真田広之さん、明石家さんまさんなど豪華な犯人役の方々と、田村正和さん演じる古畑任三郎との掛け合いがこの作品の見どころでしょう。古畑は発言の矛盾から犯人を明らかにしていくことが多いため、どのタイミングで古畑が犯人に気づいたのかを予想するという楽しみ方もできます。

③視聴者に語り掛ける古畑のセリフ
このドラマには序盤(オープニング)、中盤、終盤に周りが暗転して古畑が視聴者に対して語りかけてくるというシーンがあります。中盤や終盤のこのシーンでは、古畑がどうして犯人に気付いたのかなどについて古畑からヒントを与えるような形で視聴者に語りかけてくるため、この内容をもとにトリックを考えるという楽しみ方ができます。また、オープニングのシーンでは一見関係なさそうな世間話を古畑が視聴者に語りかけてきますが、実はそれが物語全体の伏線になっていることが多く、一度その回を見た後でも「そういうことだったのか!」と納得して楽しむことが出来ます。

私的『古畑任三郎』神回 ベスト3

『古畑任三郎』はもちろん全話面白いのですが、もしこの記事をきっかけにドラマを見てみようという方のために私的神回ベスト3を勝手ながら決めてみました!

3位「古畑任三郎vs SMAP」(スペシャル3回目)
国民的アイドルSMAPが本人役、そして犯人役で出演するという異例の設定で、古畑史上、最も人数の多い5人の犯人と古畑が対峙していくという構図は斬新で面白いです。SMAPの団結力が強く、古畑はなかなか決定的な証拠をつかめませんが、どのようにして5人を追い詰めたのかが見所です。

2位「追いつめられて(雲の中の死)」(第3シーズン第9話)
古畑が事件解決に全く参加しないという珍しい回ですが、古畑以外の登場人物の良さが出ていてとても好きな回です。ミステリーというより少しコメディに近く、登場人物の掛け合いが面白い回だと思います。

1位「さよなら、DJ」(第1シーズン第11話)
桃井かおりさん演じるラジオパーソナリティがラジオの放送中に殺人を犯すという設定で、この回には先ほど述べた①トリック②古畑と犯人の掛け合い③視聴者に語りかける古畑のセリフ という3つの面白さがつまっているため、初めて『古畑任三郎』を見る人にはおススメします。

今回は私の推し作品として『古畑任三郎』を紹介させていただきました。書き終えてみて、予想の2倍ほどの量の記事を書いていたことに自分自身驚いていますが、もし、この記事を読んでこのドラマに興味を持ってくださった方がいたらうれしいです!ぜひDVDや公式の動画配信サイトで『古畑任三郎』をご覧ください!!そして、今後もこの連載では塾新の推しを紹介していきます。「自分の推しが紹介されているかな?」と探すもよし、記事をきっかけに新しく推しを見つけるもよし、様々な楽しみ方で今後も読んでいただけると幸いです。最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。良いオタクライフを過ごしていきましょう・・

(りん)