第14回SFCOpen Research Forum(ORF)が11月23日、24日に、六本木アカデミーヒルズ40で開催され、3300人が来場した。
ORFは、SFCで研究されているプロジェクトの現状と、将来計画を紹介するイベント。産業界、官公庁、自治体、学会などに広く紹介することにより、産官学連携の可能性を探る新たなプロジェクトの創出の場にもなっている。
今回のテーマは「Gardens for Ingenuity(創意の庭)―断面の触感―」。積み重ねられてきた知識と創意をひとつの庭としてとらえて、SFC開設以来20年の断面に触れることができる。イベントの運営以外のほとんどの部分は、教員、学生、研究者によって造られた。プログラムガイドブック、ウェブサイト、デザインに至るまで全てが研究成果物である。
プログラムの構成は大小のセッション、ORFガーデンのメイン展示とそれぞれの研究プロジェクトが発表する展示とデモンストレーションからなる。それぞれで技術、社会、環境、人間の大きく分けて4つの研究分野について発表している。
ORFガーデンでは、見るだけではなく実際に触れて体感できる研究成果物が展示された。各ユーザーのつぶやきをリアルタイム表示することでコミュニケーションの輪を広げるウェブサービス「ツイッター」を活用し、開催前の話題の喚起から開催当日のインタラクションの活性化など来場者と出展者をつなぐ様々な企画が実施され、イベントは盛り上がった。