慶大では21日、新型コロナウイルスのワクチン職域接種がはじまった。接種会場となる慶大三田キャンパスには接種を待つ人の列ができた。接種規模は1日あたり1600人で、状況に応じてその人数は変動する。
接種を終えた商学部4年の学生は「待機列こそ長かったが、それほど待たされることはなかった。誘導もスムーズで、特段の混乱はなかった」と話す。また、文学部2年の学生は「接種直後、特段体に異変はない。対面で課外活動ができる日常が戻ってくるかもしれないと思うと楽しみだが、引き続き感染症対策には注意していきたい」と気を引き締める。
慶大では8月までに、学生や教員らおよそ5万人を対象にワクチン接種を行う予定。1回目の接種期間は6月21日(月)から7月17日(土)まで、2回目の接種期間は7月26日(月)から8月31日(火)までとなっている。21日午後5時時点で、およそ2万7500人が予約を済ませているという。
慶大は、接種による副反応に伴い、定期試験期間内試験を欠席せざるを得ない場合には、不利益が生じないよう特別措置の対応をとるとしている。