法務省は20日、2020年の司法試験に1450人が合格したと発表した。前年より52人少なく、合格者数の減少は5年連続となる。受験者数3703人に対する合格率は39.2%だった。合格者数は政府が15年に定めた目標の「年間1500人」を初めて下回る結果となった。
慶大の合格者数は125人で、前年度(152人)より数を減らした。なお、法科大学院別合格者数では1位の東京大の126人に次ぐ2位となった。同合格者数では、3位に京都大の107人、4位に一橋大の84人と続く。
慶大の合格率は49.8%で、前年度(50.7%)より微減。法科大学院別合格率では愛知大、一橋大、東京大、京都大、東北大、鹿児島大に次ぎ7位となり、昨年度(4位)より後退した。
なお、予備試験合格者は378人、合格率は89.4%となり、前年度(合格率者数315人、合格率81.8%)の実績を大きく上回った。
2020年司法試験は当初、5月13日・14日・16日に論文式試験、5月17日に短答式試験を実施予定だった。その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響により試験日程が延期となり、8月12日・13日・15日に論文式試験、8月16日に短答式試験を実施した。