三田祭にて行われたミスター慶應コンテスト2020で、ミスター慶應グランプリに選ばれた白木慈恩さん(商2)。どのような思いでミスターコンに臨んだのか、そして振り返ってみてどのような半年であったのか、グランプリを受賞した率直な気持ちを取材した。

 

〇ミスター慶應コンテストに挑む気持ち

「ミスター慶應」と慶應の名前がついているからこそ、その年を代表する慶應の顔であらなければいけないと考えていました。ファイナリストとして慶應の良さを伝えることはもちろん、例年ミスターコンを応援して下さる方だけでなく、ミスター慶應きっかけで白木慈恩を知ってファンになってくれる人を探していました。

そのとき大切にしていたことは、周りに左右されず、自分らしくいることです。自分らしさを貫いたという意味では、8月1日から11月22日フィナーレの前日まで毎日インスタライブをやり続けたことがあるかなと思います。

 

〇過去最多得票でのグランプリについて

投票の呼びかけにあたっては戦略的部分があって、前半戦に「投票してください」という宣伝をせずに、それでどこまで行くものか考えていました。

中間発表が出てからはきちんと自分を宣伝していかなければいけないと思い、友達に連絡したり、ファンの方にインスタライブで投票の呼びかけをしたりしました。

一番やってよかったなと思うことは、インスタのストーリーのアンケート機能を使用したことです。二択でパーセンテージが出るので、少数派のまだ投票していない人がしなきゃと思い、毎日の投票を忘れづらくなったと思います。

 

〇コロナ禍のコンテスト

写真撮影をしに行くことが大変でした。ファンの方との交流の場が限られていたので、自分の性格まで知ってもらうには写真だけでは分からないことが多々あり、自分を伝えることが難しかったです。

しかし、コロナ禍のオンライン授業で時間があった分、インスタライブなどでSNSを使う時間が必然的に増え、全体的にうまくSNSを活用することはできたかなと思います。

 

 

〇三田祭ステージでのミスター慶應グランプリ発表

メインステージでファイナリスト6人が並んだ瞬間に「始まったんだな、そしてもう終わるんだな」と思い、緊張感が走り始めました。

ファンの方からの「投票しましたよ」というDMだったり、友達からの連絡の数だったりといった、数字では見えないファイナリスト6人の勢いから、自分は後半戦を優位に進めて来られたことは感じていました。

6人の自己PRが終わってついにグランプリ・準グランプリが発表されるとなった時、僕の中ではグランプリか準グランプリは取れるであろうという自信が心の中でありました。正直、準グランプリで呼ばれなかったらグランプリだろうと思っていました。

準グランプリで自分の名前が呼ばれず、グランプリだと思ったその一瞬にして膝の震えが止まらなくなりました。何を言おう、さてどうしよう、という気持ちになっていました(笑)。

グランプリが発表されると、まず応援してくれた友達、両親、ファンの方々への感謝の思いがこみ上げてきました。僕にとってはここからがスタートなので、グランプリを取ったことに驕らず、次の目標に向かってリスタートしなければいけないとも同時に思いましたね。

 

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