Q:この模試は分量や時間配分も本番に近い形式ですか?

杉原:そうですね。本番に近い形式であるだけでなく、制限時間が表示されるので緊張感のあるテストになっています。ウェブテストで慣れておいてほしいのは、メモ帳や計算機を手元に用意してすぐに計算ができるようにしておくことです。

鈴木:先日、企業の人事の方とお話する機会がありました。そこで企業さんが「今年は完全にオンライン採用だったが、それだけだと学生が本当に自社にあった人かどうかがわからないということを感じており、22卒ではオンラインの良さと合わせてリアルな部分も入れていかなければならないと考えている」とおっしゃっていました。

コロナの状況にもよりますが、オンライン面接だけでなく、リアルでの面接の準備もこれから必要だと思います。

 

Q:オンライン面接とリアル面接が合わさるということは、22卒では1次・2次面接まではオンライン、3次面接以降は対面という形になってくるでしょうか?

鈴木:そうですね。オンラインとリアルな対面面接だと求められるものも異なってきます。オンライン面接では論理的に伝えられる能力を見られたり、Web試験ならば基礎学力を見られたりしますが、3次面接以降などでは対面でその企業との適性が見られる可能性があります。

 

Q:リアルな面接で気をつけておいた方が良いことや必要なことなどはありますか?

鈴木:面接官が話す内容よりも適性を重視する場合は、学生が面接室に入ってきた瞬間からその人の立ち居振る舞いを見て自社に合うかどうかを判断しています。そのため、リラックスして面接を受けてほしいですね。

杉原:それから、対面での面接とオンライン面接との違いとして最近よく感じるのは声の出し方です。オンラインの場合にはお互いにパソコンの音量を上げ、マイクに向かって話せば相手に伝わるけれども、対面での場合にはしっかりと大きな声を出さなければ相手に伝わりません。対面面接のときにはしっかり相手に伝わる大きな声を出すことを学生の皆さんにはぜひ意識してほしいです。

 

Q:インターンではあまり気にしてこなかったのですが、オンラインで面接を受けるときに照明やカメラの位置などは重要になってきますか?

鈴木:インターンのときの面接と同程度の配慮をしておけば大丈夫だと思います。

(石田真理子)

第3回後編は1月20日に公開予定です。乞うご期待!