第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)が2021年1月2、3日に開催される。慶大からは、杉浦(政3)が関東学生連合チームの主将として出場する。
先月29日に発表された区間エントリーによると、杉浦は険しい箱根の山を登る5区に出走する予定である。
昨年10月17日には、第97回箱根駅伝の予選会が陸上自衛隊立川駐屯地内のコースで行われた。慶大は19位(10時間43分49秒)と2019年より八つ順位を上げた。チーム内トップで走破した杉浦は全体で55位(1時間2分53秒)となり、関東学生連合チームに選出された。
今回の予選会は新型コロナウイルスの影響でコースの変更や会場の人数制限など、例年とは違う環境で開催された。その状況の中、慶大は大きな飛躍を遂げた。総合タイムは昨年より約45分短縮し、第96回箱根駅伝に出場した日大に35秒差まで迫るなど、本戦経験校と渡り合える力を示した。
結果を受けて保科コーチは「チームの状態が良かっただけに本戦を狙える可能性もあったので、今回の結果は妥当だったと思います」と振り返った。
また、杉浦は自身の結果について「準備段階から納得のいくものを作れた。目標としていたことができたレースだった」と語った。箱根駅伝への出場については「憧れていた舞台なので堪能して、後輩たちにも見せられるような収穫を得たい」と意気込みを見せた。
(松本功)