Q:秋インターンの方が夏インターンよりも選考に関係するというイメージがあったのですが、その傾向は今年変わってくるでしょうか?
鈴木:前提として、インターンと本選考は切り離すという政府方針がある一方で、7割近い企業がインターン参加学生を何等かの形で優遇するとアンケートで回答しています (2020年7月 ディスコ調査)。夏インターンを去年並みに行った企業に関しては同じような流れになると見ています。一方で、夏インターンに力を入れられなかった企業や、オンラインに切り替えたため去年並みの成果を得られたかどうかわからない企業はまだ検討していると思います。
Q:秋からのインターンは対面形式が増えるでしょうか?
鈴木:概論的にはオンラインインターンが主流になると考えられます。これはオンラインだと全国の優秀な学生に低コストで会うことができるという企業側のメリットが大きいためです。しかし、中小企業など、自社にフィットした学生に会いたいという企業は、対面形式の少人数形式でインターンを行う可能性があります。
Q:オンラインインターンで企業の善し悪しはわかるでしょうか?
鈴木: これからはオンライン上でどうチームワークを作って課題を解決していくかが問われると考えます。従って、オンラインでの対応がその企業のスタンスを表している場合が多いと思いますので、それをベースとして判断していくということで良いと思います。
Q:オンライン上で就活が進められ、先輩や同じ就活生とのつながりが希薄になったと感じます。
鈴木:実際に、同じ就活生との横のつながりや先輩との縦のつながりが希薄になっていることは事実です。それにより、情報を持っている学生と持っていない学生との間に情報格差が生まれ、情報を持っていない学生は就活から置いていかれるのではないかと非常に心配しています。
(石田真理子)
第二回後編は10月末に公開予定です。乞うご期待!