新型コロナウイルスの影響を受け、就活に漠然とした不安を抱いている22卒の慶大生は多いのではないだろうか。そんな慶大生に有用な就活情報を届けるべく、キャリタス就活様の協力のもと、22卒の塾生新聞会部員の就活相談オンライン座談会を4回にわたって開催していく。
第2弾となる今回は、就活に向けた理想的な秋の過ごし方について前回に引き続きキャリタス就活様(キャリタス編集長の鈴木一史さん、キャリタス就活企画部の杉原真理子さん、向当満さん)にお話を聞いた。
慶大生のAさん(経済学部3年)、Bさん(法学部政治学科3年)、Cさん(文学部3年)、Dさん(理工学部3年)の4名が座談会に参加した。
(第二回前編)
Q:秋インターン選考が始まりましたが、今年の秋インターンの意義とはどのようなものでしょうか?
鈴木:今までは夏のインターンで実際に仕事や職場の雰囲気を体験し、秋のインターンで企業の取捨選択をするという流れが一般的でした。しかし、22卒の就活生は、秋インターンも引き続き、手広く業界や職種を検討してほしいと考えています。
今年はコロナの影響が大きかった業界を中心に新卒採用に消極的な企業が増える可能性があるため、早い段階で業界や企業を絞り込みすぎると後で手詰まりになるおそれがあります。
また、夏インターンでは企業が21卒採用で忙しく22卒への対応に手が回らなかったため、インターンの母数自体が減少しました。それに加え、学生の情報不足で大手の企業にインターンの応募が集中し、倍率が上がりました。
一方で、秋インターンでは夏にインターンを実施できなかった企業も実施すると予想され、夏の選考に通らず、夏インターンに参加できなかった学生にもチャンスが来ると考えられます。実際に仕事や職場の雰囲気を体験してからエントリーする企業の検討をしても遅くはないので、学生は秋インターンに積極的に参加することを心がけましょう。