―給与明細は確認すべきですか。(Y・Mさん)

できれば毎月確認した方がいいですが、少なくとも最初の2カ月分くらいは確認すべきです。実際に働いた時間を手帳などに記録して、その記録と照らし合わせてください。また、労働時間が8時間を超えた場合や、22時から5時の間に働いた場合は、時給が1・25倍になるので、それが適用されているかどうかも確認しましょう。

 

アルバイトは大学生活の一部。仕事内容や時給も軽視できないが、数ある職種から自分にあったものを選ぶことが大切だ。

 

―辞めたいときに辞めさせてもらえるか心配です。(K・Sさん)

就業規則や労働条件通知書に退職する際の手続きが書いてあるので、それを確認して、その手続き通りに事前に紙媒体で提出すれば辞めることができます。1カ月前までの提出を求める会社が多いようです。退職希望日以降にシフトを入れられても出勤する必要はありませんし、出勤しなかったことで損害賠償を雇い主から請求されたとしても、紙媒体で提出していれば損害賠償請求を拒否することができます。ただし、退職願の形式や出すタイミングを、アルバイト先の就業規則で確認してから提出するようにしてください。

 

―アルバイトに関して困ったときは、どこに相談すれば良いですか。(聞き手)

お近くの労働基準監督署に相談してください。正確にはアルバイト先の位置などによって管轄が異なりますが、管轄が違うことで怒られることはないので、どこかの労働基準監督署に電話してみてください。相談したという事実がバイト先に伝わることもありませんし、相談は無料です。何か困ったことがあったら、一人で悩むのではなく、気軽に相談してほしいです。

ひと口にアルバイトといっても種類は豊富だ。数あるアルバイトの中から、自分に合ったものを見つけることが大切だろう。

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