さて、金谷到着!

高校生からご高齢の方まで、幅広い世代が駅を利用しており、東海道線は沿線の住民にとっては命綱のようなものなのだと感じます。

宿場町の雰囲気を感じながら旧東海道だという石畳の急坂を登ること15分、いきなり展望が開ける!

僕は目を丸くする。あたり一面真みどりの茶畑が驚くばかりに広がっていたのだ。

金谷は東海道の暖かい気候の魅力が存分に味わえる場所です。みなさんも通る機会があれば是非とも一度降りてみてください。

 

11時に金谷を出発し、豊橋行きに乗ること30分で浜松に到着

浜松は静岡県内一の人口を誇るだけあって駅構内は賑わいをみせる。

 

餃子のおいしいお店を探し、訪れたのはテレビでも度々紹介された「石松餃子」さん。臭みがなく、野菜の甘みが際立つ浜松の薄皮餃子は、日本全国見てもここでしか味わえない味でしょう。

 

東海道線は何箇所か新幹線と並走する区間があります。青春18きっぷで東海道線を使っていると必ず思うことですが、時速270㌔で普通列車の横を快走する新幹線が憎い(笑)。

普通列車で行くと10時間かかる東京大阪間を、2時間半で結んでしまう新幹線がいかに偉大な乗り物なのか痛感させられます。

ちなみに、浜松から先は転換クロスシートといい、席が進行方向を向きます。

背もたれがあり、席間の幅も広く足を伸ばすことが出来るなど、快適性が大幅に上がるので、席が空いてなかったら一本電車を見送るのも手です。

 

静岡から愛知へ

浜松を出て、次なる目的地は弁天島

そう、浜名湖があるところです!淡水と海水が入り混じる湖として有名ですね。

行ってみてびっくりしたのですが、湖というか普通に海くらいの規模はあります。今こそ廃れてしまったとはいえ、浜名湖は水上交通が盛んに行われており、地域の足として大切な役割を担っていたのも納得できます。

 

それにしても、この日はもうとにかく風が強い。真面目な話、立っていられないほどの風でした。浜名湖湖畔でバーベキューをしていた人たちの肉が風で飛ばされていました(笑)。とはいえ、相変わらず空は雲一つない快晴で、海とのコントラストが非常に印象的でした。

さて、電車に乗り、今度はどこで降りようかと考えていると、このままじゃ名古屋観光する時間がないことに気が付く。

ということで、終点の豊橋で始発の新快速に乗り換えて一気に名古屋へ!

余談ですが、電車内でスマートフォンは地図を見たり、グルメを調べたりする以外は極力使わないようにするのがいいです。

 

充電を消耗してしまうからというのもありますが、やはり車窓の景色を眺めることが普通列車の旅の醍醐味。海の青さ、川の広さ、永遠に続く畑。その一つ一つの非日常性を楽しむことが旅をさらに面白くしてくれることは間違いありません。

名古屋に到着、宿へ

そして午後4時前に名古屋に到着!

お昼がやや早かったので少し小腹が空いてくる時間。そこで名古屋名物の一つであるきしめんを食べることに。

きしめんのすごいところはうどんでも蕎麦でもそうめんとも違う、独特ののどこし。江戸時代から庶民に愛され続けた素朴な味に病みつきになる人は筆者だけではないはずです。

 

名古屋城は5時に閉まるらしいのでとにかく急ぐ。

コロナウイルスの影響で天守閣の中には入れませんでしたが、この建造物の魅力はその外見。

いくたびもの再建を経たとはいえ、ここまで威圧感の出る建造物はなかなか稀ではないかと思います。天守閣を横目に城内を一周。所々桜が綺麗にさいていて、東京より一足先に春の到来を感じることができました。

 

 

 

 

 

 

さて、ホテルに荷物を置き、晩ご飯はずっと食べたかった名古屋名物の味噌カツ!「矢場とん」へ。

 

かつが単体で運ばれてきて「あれ?」と思ったら、お店の人が席で上から味噌をかけてくれる仕様でした。

 

ジュウーという音が食欲をそそります。終戦直後、とんかつ屋のお客さんが好奇心で味噌をかけたことから始まった味噌カツ。その濃い味付けを味わうため、毎年全国から観光客が訪れるのも納得の逸品です。

 

 

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