第81回関東大学サッカーリーグ戦は全試合が終了した。塾ソッカー部は神奈川大と拓殖大に敗戦し、5連敗を喫した。昇格がなくなった最終節の尚美学園大戦では大量得点で勝利し、5位でシーズンを終えた。1部には神奈川大と専修大が昇格する。
神大戦
【慶大0―2神大】
突発的な冷え込みに、ぬかるんだピッチという最悪なコンディションの中、神大にゴール前を脅かされる慶大。守備が奮闘するも、神大の圧倒的な攻撃でついに前半37分に1点失ってしまう。
後半から鈴木(総4)に代わって深澤(理1)を投入し、前線を1枚増やした攻撃的フォーメーションを固めるも、中盤とディフェンスの間にスペースが目立ち、逆に神大のボール運びがスムーズになる。後半15分にはこぼれ玉に豪快なミドルシュートを決められ、そのまま試合終了。
「立ち上がりが固かった。うちはまだまだ弱い」と李監督は厳しいコメントを残した。
拓大戦
【慶大1―2拓大】
立ち上がりから積極的にチャンスを演出する慶大。流れを味方に試合を進める。しかし前半13分にディフェンスのミスから先制点を許してしまい、そこから流れは一気に拓大へ移る。一度失った流れを取り戻すことが出来ず、前半43分にまたもミスから得点され、前半2失点で折り返す。
後半も苦戦を強いられる。拓大の選手が退場処分を受けて1人多い状態になるが、なかなかボールが繋がらない。31分に中川(総2)がドリブル突破で1点返すも万事休す。この瞬間、慶大の昇格はなくなった。
主将の冨田は「シュート・パスなどの細かい点が至らなかった」と悔しそうに語った。
尚美大戦
【慶大4―0尚美大】
事実上の消化試合ではあるが、慶大は絶好調だった。前線からプレスをかけていき、前半25分にまず中川が強烈なシュートで先制。40分にはフリーキックから高橋(経4)がヘッドで決め、直後の42分には深澤が前線でボールを奪い、3点目を演出した。
後半に入っても攻撃は続き、21分には織茂(政2)のクロスに飯髙(環3)が合わせ、4点目を奪い、そのまま攻撃の姿勢を保ち勝利を収めた。
最後の試合を終えた冨田は「僕らのために後輩達が頑張ってくれたのが嬉しかった」と、目を潤ませながら語った。