ダンス界で一際名の知れたポッパーである藤田大和(商4)さん。「珍味」という名でダンサー活動を行い、三田祭や世界のストリートダンスを盛り上げてきた彼の素顔に迫った。

ダンスを始めたきっかけ

小学校入学時に、かつてピアノをしていた母親からの勧めでダンスを始めたことがきっかけです。ダンスをしない日常が考えられなくなるほど、気づいた頃にはダンスの存在が当たり前になっていました。

 

数多くあるダンスのジャンルの中でポップを選んだ理由は何ですか。

元々マジックなどの派手なものが好きだったこともあり、動きだけでたくさんの人を楽しませることができるエンターテイメント性に魅了されました。

 

ダンスを続けられているモチベーションとは

大学入学時、サークル内で自分よりダンスが上手な同期に会い、自信を無くしかけたこともありました。一方で、「ダンスだけは誰にも負けたくない」という強い気持ちも駆り立てられ、ひたすら練習に励みました。ダンス=自分という概念を確固たるものにしました。




自分のダンスにしかない魅力

老若男女問わず、どのような状況で見ても、面白いと笑顔になってもらえることです。ダンスをする際に、「テーマを決める」「起承転結をつける」「自分が思いっきり楽しむ」ということをいつも心掛けています。

 

珍味さんにとって、ダンスの存在とは

ダンスを通じてたくさんの出会いや葛藤を経験しました。受け身で静かだった性格が、自発的で朗らかな性格になりました。自分にとってダンスとは、新たな自分を見つけさせてくれた存在です。

 

将来の夢

将来の夢は大きく分けて二つあります。
一つはいい父親になることです。いい父親になることで、自分がダンスを始めるきっかけを作ってくれた母親に恩返しをしたいと考えています。 もう一つは、何かしらの形でストリートダンスの発展に貢献することです。ダンスを趣味で終わらせるのではなく、間接的であっても関わり続けたいと思っています。

(古嶋凛子)