関東リーグ第21節・拓大戦が11月16日に行われ、1―0で慶大が勝利した。拓大戦前に同会場で行われた試合の結果により、慶大は3年ぶりの関東1部リーグ昇格が決まった。
序盤は拓大ペースで試合が進む。慶大は拓大がボールを支配する展開が長く続くが、リーグ最少失点の強固な守備を敷き、決定機を作らせない。スコアは動くことなく、前半は0―0で終了した。
後半から慶大は巻き返す。相手を左右に揺さぶり、果敢にゴールに迫る。慶大に待望の先制点が生まれたのは67分。落合(商4)のボール奪取から、多嶋田(商4)、内桶(政3)とショートパスをつなぎ、逆サイドの佐藤(政4)に展開。そして佐藤からのクロスを橋本(総2)が落とす。最後に内桶が冷静にゴールに流し込み先制点をゲット。試合終盤、拓大に押し込まれるも固い守備でそのままゴールを許さず、1―0で試合終了となった。
そして最終節・日大戦が11月23日に行われ、2―0で慶大が勝利。2部リーグ優勝を決めた。
激しい雨が降り続く悪天候の中、試合が始まった。試合が動いたのは57分。福本(環4)のクロスに八田(総4)がダイビングヘッド。ゴール左に押し込み、待望の先制点を獲得。続いて73分、福本のミドルシュートがゴールに吸い込まれ2―0とした。リードを2点に広げた慶大は、試合終盤まで集中した守備で相手に主導権を握らせることなく、試合はこのまま2―0で終了した。
慶大は最終節の勝利を受け、2部リーグ首位が確定。リーグ優勝、1部昇格達成という形で今シーズンを締めくくることができた。
リーグ22戦を14勝5分3敗でシーズンを終えた慶大。総失点数は21と、リーグ最少失点のDF陣が優勝に大きく貢献したといえる。
来シーズンから戦うのは、3年ぶりの関東1部リーグの舞台。厳しい戦いが続くことが予想されるが、慶大の1部での躍進を願うばかりだ。(浅川力哉)